学園の王子に目付けられた！！2【stpr】

57話● ページ9

貴方side



『はっはっは、帰りましょうよ先輩…』

さとみ「話してくれるまで帰らない」


なんて、抱きしめたまんま離さない
何故だ。なぜ私はこんなにも運が悪い
莉犬にまで告白されちゃったよ

それにデートの話も聞かれちゃった


『…あれですよ、チューリップが5本咲いたら莉犬とデートで…黄色のチューリップが…』

さとみ「黄色のチューリップが？」

『6本咲いたらるぅとくんとデート…』

さとみ「はあ？おまえってホントにビッ チ？」

『は』


ヤリ●ンに言われたくねぇよ
と、心底思った華山であった


さとみ「俺にも告白されてるぅとにも好かれて…おまけに莉犬かよ。ふざけんな」

『そんな事言われても…』

さとみ「それにその指、部員の奴らの為に怪我なんかしてさぁ…遠征も行くんでしょ？なーくん込みで」

『…』


何も言えない＼(^o^)／



さとみ「お願いだからこれ以上俺を嫉妬させないで…」

『うっ』


抱きしめる力が強くなって、少し息苦しくなる
男の人って力強いんだなと改めて思った



『先輩、くるし…』

るぅと「おいさとみ！！！」

さとみ「ｸﾞﾌｯ」



いきなり殴りかかってきたるぅとくんにびっくりした



るぅと「下駄箱にまだAの靴があったからもしかしてと思ってきたけど…まさかそのもしかしてが的中していたとは…」

『あは、あははは』

さとみ「ちぇ、つまんねーの」

るぅと「つまんねぇとかじゃねえだろ！！」



るぅとくんかなり激おこモードじゃね？



るぅと「あのねぇ！今まで何人との女と寝てきたんですか！それなのに今になってすきだよとか意味わかりません！！」

さとみ「はあ、べつにいいだろ恋愛なんて人の自由だし」

るぅと「そうだけど！！」

『私帰りますね遠征の準備あるんで』





その日は2人をほったらかしにして帰りました
そのまま遠征の日に…




┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


『うーん…眠い』


朝は早い。
駅前集合なのでこれは急がなければ


『持ち物…』


は、全部揃ってるから大丈夫だな
よし、





『いってきまーす！』


誰もいない家からでて、カーケースを引きずりながら駅へと向かった

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