【H×H】蜘蛛の緋3

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「もう、ネオン！！」

「げ…A」

なんだ、その苦虫を噛んだような顔は…私はネオンの手を掴み言う

「早く戻るよ。みんなに迷惑かけたら駄目でしょ」

「嫌だ！私は絶対にオークションに行くのォ〜〜どうせパパ、私をオークションに連れて行きたくないから嘘ついてさ！」

「みんなが心配してるよ」

「違うわ、パパが私にあれだけベッタリなのは私が金稼ぎだからよ。決して私を心配してる訳じゃないわ」

「・・・・」

「いくらAのお願いでも絶対に私はオークションに行くんだから！」

泣きながら叫ぶネオン。みんな見てるし…ライトさんがもう少しネオンのためを思ってくれれば…

「君たちもオークションに行くのかい？」

「・・・！！」

「ちょうどよかったな。俺もちょうどオークションにいく予定なんだけど一緒にどう？」

思わず目を見開く。そこには…オールバックを下ろし優しい笑みを浮かべながら喋るクロロの姿があった…だがその目は冷たくゾッとする…

「え、ほんと！！」

「駄目に決まっているでしょ、ほら行くよ！」

ネオンの手を引っ張りクロロから離れようとするが逆の手を掴みそれを妨げる。

「俺と一緒だったら何かと安心かと思うけど…？」

「・・・・・」

有無を言わせない威圧感と腕に力を込み上げるクロロ…

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