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Lovely…6 ページ6

『あの、お話って』






連れてこられたのは非常階段。

うわ、見るからに怖そうなとこ…
こんなとこ来たことなかった。






「えっと、前から気になってたっていうか…
ずっと前から好きでした。
僕と付き合ってくれませんか!」







ペコッと頭を下げる男の子。

なのに、ふと頭に浮かぶのは
やっぱり神山くんの笑顔。


申し訳ないけど…

本当に、私って神山くんが好きなんだ。







『…ごめんなさい。好きな人がいるんです。
お気持ちだけ受け取っておきます』






友香から聞いた噂のせいもあってか、
自然と体が逃げようとした。

こんなの失礼に当たるよね…

でも、怖いから仕方ない。


そう思ってたら、ぐっと腕を掴まれて
見えた景色は非常階段の狭い壁と男の子。







「俺がそんな簡単に諦めると思うんや?」

『えっ、』

「強引にでも俺のものにするから」

『や、めて!』







壁に両手を押さえつけられて
身動きがとれない。

段々と外されていくワイシャツのボタン。
怖くて、声も出なかった。



せやけど、こんなときにも
頭に浮かんだのは彼のこと。

そして、友香に言われた…あの言葉。





『たす、けてっ、!』






体をよじって、必死に抵抗しながら叫ぶ。


ここは非常階段。誰も来るはずないのに…
来てくれるって信じてた。

だって、






神「何しとるん?」





神山くんは優しいから。





『神山、くん』


友「逃げろって注意したやんか。
ま、本当に叫んだな。えらいえらい」

『友香、、』


「チッ、邪魔が入ったか」

神「は?ふざけんなや」

友「こんなことしてええと思うん?
だとしたら…ほんま、あんたクズやな」

「うるさい!!
お前らに…分かるわけないやろっ!!」



『っ、、グスッ』





さっきはあんなに優しく見えたのに…
今のこの人は、怖い。


私のせい?この人が、こうなるのって。

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設定タグ:ジャニーズWEST , 神山智洋 , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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凛憧(プロフ) - mさん» ご愛読、ありがとうございました! (2017年8月10日 13時) (レス) id: ba266bdcdc (このIDを非表示/違反報告)
m - 完結おめでとうございます!!凄く素敵な作品でした(*´ ˘ `*) (2017年8月10日 12時) (レス) id: eaf0e87e13 (このIDを非表示/違反報告)
m - すごく面白そうな作品ですね!更新楽しみにしてます! (2017年7月31日 17時) (レス) id: eaf0e87e13 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:凜憧 | 作成日時:2017年7月31日 8時

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