Lovely…11 ページ11
付き合い始めて2ヶ月弱。
季節は秋から冬に変わって、
私と智くんの関係も徐々に変わって来た。
まずは一緒に行動するようになったこと。
智くん曰く、またあのときみたいなのが起きたら
たまったもんじゃないらしい。
もう一つは、呼び方が変わったこと。
「神山くん」から「智くん」に
私の智くんの呼び名が変わった。
そして、帰りも一緒に帰ることになった。
『智くん!』
神「あ、やっときた」
『ごめん、委員会の仕事が長引いて。
待ったよね?』
神「全然。でも寒いから手繋いどく」
そう言って制服のポケットに
私の手と自分の手を絡めていれる。
でもその手は冷たいから、
きっと寒い間ずっと待っててくれたんだな。
そういう隠れた優しさも、好き。
『あったかいなぁ…カイロ入れてた?』
神「入れとらーん」
こうやってかじかむ手を隠すのも、
優しい嘘がバレないようにするためで。
そんなのはもうバレバレなんだけど。
可愛いし、そんな智くんも好きだから
そこは見ないフリをしておく。
神「あ、せや。
クリスマスの日、予定ある?」
『クリスマス?特にないかな』
神「やったらさ、その、デート行かん?」
『本当に?智くん、何か予定ないの?』
神「アホ。デートしたいから空けてあんの。
Aと行きたいねん」
『ふふ、嬉しい。私も行きたい!』
智くんとデートかぁ…
何気に初めてのことだから、楽しみ。
70人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
凛憧(プロフ) - mさん» ご愛読、ありがとうございました! (2017年8月10日 13時) (レス) id: ba266bdcdc (このIDを非表示/違反報告)
m - 完結おめでとうございます!!凄く素敵な作品でした(*´ ˘ `*) (2017年8月10日 12時) (レス) id: eaf0e87e13 (このIDを非表示/違反報告)
m - すごく面白そうな作品ですね!更新楽しみにしてます! (2017年7月31日 17時) (レス) id: eaf0e87e13 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:凜憧 | 作成日時:2017年7月31日 8時