Lovely Xmas【緑】

Lovely…1 ページ1

「ｷｬｰｰｰｰｰｰｰｰｯ！！」


友「うるっさ…何やねん朝から！！
あんな高い声どっから出てくんねんほんま…」

『まぁ、しょうがないよ。
あの四人は誰もが認める人気者だもん』

友「その中の神山くんを好きなくせに。
よう言うわぁー」

『…人気者はほんとだもん』

友「せやな。確かに人気者やわ」






隣でグチグチと女子に文句を言うこの子は、
私の親友の友香。


とにかくキャピキャピした女子が大嫌い。笑

まぁ、私も苦手やけどなぁ…あーいう子たち。


叫びたくなる気持ちは分かる。

だって、あの四人はかっこいいし、近づけないし
ただ見てるだけの存在にしかできないもん。







「おはよぉ…」

『あ、重岡。おはよ〜』

友「噂をすれば…はぁ。
おはよしげ。いつにも増して眠そうやん」

重「やってぇ…朝からあんな高い女子の声に
わざわざ起こされてんもん。
あんなたっけー声、どっからでてくんねん…」






そう言って気怠げに頭をかくこいつは
人気者のうちの一人、重岡大毅です。


個人的に、
友香と付き合わへんかなぁ…なんて思ってる。

気が合うし、お似合いだから。


重岡は友香と仲良さそうだし。






『二人とも同じこと言ってる』






息ぴったりだなぁ…

本当にくっつけばええのに…美男美女で…
間違えた。美女と野獣でお似合いだよ？←


貶してないよ。うん。

少し直せばイケメンってこと。






『人気者は朝から大変だねぇ…
凡人でよかった』




友「…もはや嫌味よな、あの呟き」

重「あいつめっちゃモテよるんにな笑」

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