おやゆびひめの日常

Happy Birthday2 #3 8/28 ページ5

『Happy Birthdayですよ！』

そう言って梶さんの前の机にケーキの箱を置くと、流石にびっくりした顔で。よかった、目を覚ましたみたい。

51「Happy Birthday to you!!」

5「Happy Birthday to you!!」

2「Happy Birthday Dear ……」

「「たっかゆきー!!!!」」『梶さーん!!』

「「『え？』」」

80「Happy Birthday to you!!」

最後はラミレス監督が無茶苦茶綺麗な発音でHappy Birthdayを言ってくれたんだけど...ちょっと待てぇい!!

『そこは、梶さんでしょ!?なんで隆幸なの？』

私は怒っている。折角、ごうを朝早くから叩き起してランドマークタワーまでケーキを買いに行って、チョコプレートにも『梶さん』って書いてもらったのに！なんで歌の途中が隆幸になるの！

47「いや...皆さんが言ってたので……」

『よし、砂田くんは許す。他っ！』

47「よしっ。」

49「おい、ずるいぞ！」

47「桑さん。犠牲になってください。」

49「えっ!?」

そんな会話をしている間に桑くんの後ろに忍び寄る。

『くらえっ！必殺・こちょこちょ攻撃!!』

49「ちょwAwさんww」

『反省したー？』

49「しましたwwしたんでwこちょこちょw辞めてw」

仕方なくこちょこちょを辞めてあげると、椅子にドサッと座ってまだヒーヒー言ってる。きっと鍛え方が足りないんだな。新しいメニューを考えないと←

3「まーま。それくらいにしなよ、Aちゃん。」

『梶さん！』

今日の主役の梶さんはもう既にぱっちりのようで、こっちに笑いかけてくれた。

3「それより。これ、食べていい？」

『もちろんです！今、切り分けますね。』

時折、揺れる新幹線に気をつけながら慎重に切り分けて紙皿に乗せる。よし、倒れなかった。うまく出来たみたいだ。

『梶さん。お誕生日おめでとうございます！これからも頑張って下さい!!』

3「こちらこそよろしく。」

そう言って受け取ってから、パクリと食べる梶さん。

3「ん！美味しい！これなら毎日食べれそうw」

『本当ですか!?それなら毎日買います！なので食べてください！』

3「え、嘘。やっぱ無理。毎日食べるのはプーのチャーハンでいいわ。」

51「お前、まだあれ食うの？そろそろ飽きないの？」

3「不思議なことに飽きないw」

最近の元気の源のプーさんのはちみつ……じゃなくてチャーハンは確か味が変わらない。それを飽きないって言える梶さん...。愛ですね！



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次がラストっ！

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