お見舞い 2 9/11 ページ19
誠也に引きづられて中に入ると寮にもいくつかトレーニング器具があった。
51「なにしたらいいですか！」
『あーー。取り敢えず、横になろうか。』
51「はい！」
菊さんもだいぶ猿みたいだけど、誠也もなかなか犬属性あるよな……。
『よーし、じゃあ今から言う通りに身体を動かすんだよ。』
51「分かりました！」
『はい、じゃー、いーちにーさーんしー...』
＊
『よし、これで1セット終わりね。』
51「ん？1セット終わりってことは...」
『え？もちろん、これを×3の計3セットだよ？』
51「げ。」
『げ、とはなによ！もしも、ストレッチが不十分でそれが原因で別の所を怪我したら君の復帰が遅れるだけだからね！このストレッチは出来るなら怪我が治ってもした方がいいから。』
51「はーい...」
『よし、じゃあこっからは今だからこそ出来る時間をかけた筋トレ。普段は素振りやら守備練やらに時間取られて疎かになりがちだからやれる時にやろうね。』
51「よっしゃ、筋トレー！」
そう言って、トレーニング器具の方に向かう誠也。その首根っこを掴んで引っ張り返す。
51「ちょ！何するんですか!?」
『始める前に筋トレの解説。やりながらじゃ時間無くなっちゃうから。』
51「え、そんなにやるんすか...」
『当たり前じゃない。下半身が弱いんでしょ？鍛えなくていいの？私はそれでもいいけどさ。』
51「いやっす！やります！」
その後、一気に真剣な表情になって話を聴き始めた。
＊
『まぁ、こんな所かな。分からないことある？』
時計を見ると既に1時間半が経っていた。そろそろ帰らなきゃ。
51「大丈夫です！Aさんの説明分かりやすかったんで!!」
『それは良かった。んじゃあ、私は帰るから。』
51「あ、外まで送りますよ。」
『いやぁ、いいよ。誠也は怪我してるんだし。』
51「男なんで！」
謎理論に押されて、ついつい駐車場まで着いてきてもらってしまった。
車に乗り込み、エンジンをかける。今回は上手くいった。
『よし、ありがとね。』
51「お礼を言うのは俺の方です。Aさんも忙しいのにわざわざありがとうございました。」
『んーん。気にしなーい。じゃあね、またスタジアムで。待ってるから！』
驚いた顔をした誠也の頬をペちんと叩く。
『...戻ってくるんでしょ。』
51「……はいっ!!」
今が辛い時だよ。でも誠也なら乗り越えられる。信じてるからね。また、敵としても味方としてもバッターボックスに君が立つのを楽しみにしてるよ。
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みつばち(プロフ) - はじめまして〜！！お話楽しく読ませていただいてます！！もしよろしければなんですけど筒香さんと事故チューしちゃうみたいなお話書いてほしいです笑無茶言ってすみません！更新頑張ってください！ (2017年11月5日 12時) (
レス) id: 623b91c402 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいたいます！つっつとの絡みもっとみたいです！ あとなんj？みたいなやつすごく面白くてもっと見たいです！更新頑張ってください！ (2017年11月5日 10時) (レス) id: 67e271b36b (このIDを非表示/違反報告)
sugar(プロフ) - 筒香選手のラミレス監督お誕生日のお話がいいです！話の内容はおまかせで！w (2017年10月3日 18時) (レス) id: fe6c6a2274 (このIDを非表示/違反報告)
ちくわ(プロフ) - 石田健大選手お願いします！ (2017年9月29日 23時) (レス) id: 45b184216f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぺとる | 作成日時：2017年8月28日 0時
