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うっとりとした表情で枕に頬擦りするりんねを、れんげが豪快に殴り付ける。
「何してんの、早く起きろっつってんのが分かんないの！？」
「まあまあ、病み上がりだし安静にさせなきゃ。 また具合悪くなっちゃうよ」
声を張り上げるれんげをなだめる桃芽。れんげはスケジュール係なのでとっとと出発したい様だが、桃芽は美化保険係の為りんねの体調を優先したいらしく説得を試みている。トントンとれんげが靴を床に叩きつける音が室内の沈黙を許さない。これまで言われど起きないりんねを見て、十文字がふと声を出した。
「六道お前……布団で寝てたいから起きないとか、そういうのじゃないだろうな？」
りんねの動きが止まる。十文字の顔をゆっくり見る素振りをしてから、りんねは目をそらした。
「そうなんだな六道！？」
「ちょっと冗談でしょ？ 寝るな六道！」
室内の申し訳程度の静けさを突き破り、二人が悲鳴に近い怒声を上げた。桜が冷めた目を向けると、霊道が視線近くでゆっくりと開いた。
「りんね様ぁ〜！」
幻想的な色の入り口から黒い塊が飛び込んで来て、桜は驚いてしまった。りんねの契約黒猫、六文だ。
「りんね様、忘れ物ですよ！ あれ、なんでくたばってるんですか？」
「バス酔いだ。 ところで六文、忘れ物とはなんだ」
りんねは億劫そうに顔を上げ、六文を見やる。
「タッパーですよタッパー！ せっかく魂子様がお金出してくれたんですから、ちゃんとしばらくの事を考えてご飯貰って来て下さい！」
ほら、とタッパーを小さい体で支えながらりんねのもとへ置くと、りんねがはっとして上半身を素早く起こした。先程の様子からは信じられない動き方だ。さすが貧乏生活が長いだけあって、金についての反応がずば抜けている。
そう、りんねは貧乏なので移動教室の費用など到底用意出来ないのだが、叔母の魂子が「せっかくだし思い出作りしたら〜？」とお金を出してくれたので今ここにいる。りんねたちはしばらくの食事をここで調達しようと目論んでいるのだ。
ちなみに同じく貧乏のれんげは、この為に前々から金を貯めていたので参加出来たのだそう。本人曰く、「思い出作りとかそういうちゃらけた事が目的じゃなくて、食事の為」らしい。
「すまん、俺とした事が……」
タッパーを拾い上げりんねが頭を下げる。桜はもう一度冷たい目を向けたが、いつの間にか隣にいた桃芽の体が自分に触れ思わずそちらを見て
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あいloveあきら(プロフ) - 流れ星さん» その通りです。永華チャンがでかいだけです。 (2016年4月26日 22時) (
レス) id: 93c1b013ec (このIDを非表示/違反報告)
流れ星 - 菅原くんってそんなに身長大きくないような…と思ったけど、永華さんがデカいだけな気がした。 (2016年4月26日 22時) (レス) id: ff41ad54a4 (このIDを非表示/違反報告)
愛吹(プロフ) - 流れ星さん» 閲覧、コメントありがとうございます！ これから恋愛シーン沢山入れる予定なので私も楽しみです！ これからも見て頂けると嬉しいです！ (2016年4月26日 16時) (レス) id: a491fb7239 (このIDを非表示/違反報告)
あいloveあきら(プロフ) - 流れ星さん» コメントありがとうございます！国れん国いいですよね！！気が合いますね！！やったぁ！！！！！ (2016年4月26日 16時) (レス) id: 93c1b013ec (このIDを非表示/違反報告)
流れ星 - 作品読ませていただいてます！ これはもしやクロスオーバーでの恋愛成立……！？国見くんとれんげちゃんのカップルですか！？ 私、クロスオーバーカップル大好きなので国れん、もしくはれん国おいしいです！！！ありがとうございます！！！！！！！！！！ (2016年4月26日 15時) (レス) id: ff41ad54a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2016年4月13日 19時
