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「とりあえず分担を決めようか」
食事係である桜が腕まくりしながら言った。エプロンのポケットからペンとメモを取りだす。
「えっと、シチューとサラダ、デザート……あ、あとご飯ものもか。お皿洗いも含めてちょうど５つに分かれられるから、好きなの選んでいいよ」
声に出したその５つを箇条書きにし、顔を上げる。高身長の女子生徒と目が合った。
「サラダは私たちがやるよ」
洗い物でもしていたのか、タオルで手を拭きながら言った。野菜と皿を持つ2人の男子に視線が注がれていたので、多分その2人もサラダ係なのだろう。その内１人には見覚えがある。
「……私サラダ係
れんげが嫌そうな顔をする。やれやれとでも言いたげにりんねが肩を上下させると、「俺がやる」と立候補した。反論する者は居ない。りんねで決定のようだ。
「じゃあ六道くんはサラダ係ね。 れんげは何がいい？」
「何でもいいわよ。雑用だろうが何だろうが、アイツと一緒じゃなければ」
少し時間がかかったが、なんとか役割が決まり各々の仕事場へ移動していった。桜はシチュー係を、十文字はご飯ものを、れんげは皿洗いを、桃芽はデザート作りを。桜は大きな鍋を見つめながら、どうするか考えることにした。
*
「れんげちゃんは好きな人とかいるの？」
果物を切りながら桃芽が言った。場所が近い為、桜の耳にも入ってくる。れんげは洗い終わった皿を重ねてから答えた。
「いるわよ」
「あっ、やっぱりいるんだ。誰？ 六道くんとか？」
桜の胸がちくりと痛んだ。そんなことないと分かっていても何故か心が反応してしまう。
「そんなわけないでしょ」
予想通りの返答をするれんげ。無意識にほっと安堵の息を吐く。
「なになに？ 恋話？ 俺も入れて」
いきなり知らない男子生徒が話しかけてきた。太眉が印象的で、なかなかの高身長である。彼も皿洗い係なのか、皿を沢山抱えていた。
「俺、菅原孝支」
大量の皿を置くと共に笑顔で自己紹介する彼――菅原。烏野の3年、と付け加える。れんげたちも自己紹介すると、彼も皿を洗い始めた。
「恋愛とか俺が口出す権利ないけどね。あ、もしかして好きなのアイツ？」
彼が指差した所を見て、れんげは眉をひそめた。
「違いますよ、全っ然」
「そうなの？ 結構似合いそうだけどな、国見くんとれんげちゃん」
「そんなバカな。今の今まで名前知りませんでしたよ」
国見か、とれんげは独り言のように呟いた。
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あいloveあきら(プロフ) - 流れ星さん» その通りです。永華チャンがでかいだけです。 (2016年4月26日 22時) (
レス) id: 93c1b013ec (このIDを非表示/違反報告)
流れ星 - 菅原くんってそんなに身長大きくないような…と思ったけど、永華さんがデカいだけな気がした。 (2016年4月26日 22時) (レス) id: ff41ad54a4 (このIDを非表示/違反報告)
愛吹(プロフ) - 流れ星さん» 閲覧、コメントありがとうございます！ これから恋愛シーン沢山入れる予定なので私も楽しみです！ これからも見て頂けると嬉しいです！ (2016年4月26日 16時) (レス) id: a491fb7239 (このIDを非表示/違反報告)
あいloveあきら(プロフ) - 流れ星さん» コメントありがとうございます！国れん国いいですよね！！気が合いますね！！やったぁ！！！！！ (2016年4月26日 16時) (レス) id: 93c1b013ec (このIDを非表示/違反報告)
流れ星 - 作品読ませていただいてます！ これはもしやクロスオーバーでの恋愛成立……！？国見くんとれんげちゃんのカップルですか！？ 私、クロスオーバーカップル大好きなので国れん、もしくはれん国おいしいです！！！ありがとうございます！！！！！！！！！！ (2016年4月26日 15時) (レス) id: ff41ad54a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2016年4月13日 19時
