Blue rose (ページ10)

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隆二Side

メンバーとご飯を食べて歩いている帰っていると岩ちゃんが「なんか甘いもの飲みたい！！」とか言い出して仕方なく近くの時計台広場にあるカフェへとやってきた。

健「俺腹いっぱいやしええわ～」

E「俺もいらないっす～。」

臣「俺キャラメルフラペチーノ♪」

岩「俺は～ストロベリーフラペチーノ♪」

隆「俺は～どーすっかな～？」

何でこんなに種類あんのっ！？俺が悩みすぎなのか臣や岩ちゃんは
もうレジでお金払ってるし！！遅れて店員さんに「抹茶フラペチーノ」を注文し外へ出た。

健「やっと来よったわ～。隆二遅すぎや。飲み物頼むのになんぼ時間かかんねん(笑)」

隆「いやっ！！だってメニュー多すぎてどれにするか悩むんだって！！」

臣「んで悩んで抹茶？(笑)」

健ちゃんには遅いとか文句言われて、臣には抹茶？とかバカにされるし。
まじでさっきからいじられすぎだから(笑)臣と健ちゃんと話していると

岩ちゃんが急に大声出して時計台の前にたたずんでいる女の人を指して
岩「あっ！！青いバラとか初めてみたー！！」

健「ほんまや！！きれいな青やな～！！ってあの人綺麗すぎひん！？」

臣「うわ！！超きれーじゃん！！スタイル抜群！！」

岩ちゃんの指す方へと目をやると、青いバラを持ってる真っ白なワンピース姿の女の人がいた。

誰かを待ってる様子もなく、どこか寂しそうな目で時計台を見つめていた。

その姿から目が離せなくて見てると彼女の頬をつたって落ちる涙を見て
訳もわからず彼女の側へと走って行ってた。

気付けば話しかけてる自分がいて紙ナプキン片手で話しかけてきた俺を不思議そうな顔で見ていた。

近くで見る彼女は誰が見ても美人って言うほどきれいだった。
胸ぐらいある栗色の髪が風になびいて、色白で吸い込まれそうな綺麗な瞳。
やっべ～！！超きれ～。心臓が壊れてしまうんじゃないかって位うるさく鳴っていた。

彼女は俺が渡した紙ナプキンを手にとって驚いた顔をしてお礼を言ってきた。
冗談で返すと笑顔で答えてくれて笑顔の方がいいよなんてクサイ言葉を言ったら照れたように顔を俯かせた。

遠くのほうで健ちゃんが俺を呼ぶ声が聞こえて、彼女に別れを言って走って行くと
後ろで俺に向かってお礼を言う彼女に手を振ってメンバーの元へと向かった。

健ちゃんや臣、岩ちゃんに抜け駆けやだのずりーだの色々言われたけどまた彼女に会えるそんな気がしていたんだ。この時から俺は君に恋してたんだ。