Blue rose (ページ8)

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「いらっしゃいませ。あっ北条さんお久しぶりです。」

そう言って出迎えてくれる店長。店内はあの頃と何も変わらない色とりどりの花たち・・

前と変わらない姿になぜかホッとした・・・。

「お久しぶりです♪お元気でしたか？？」

店「はい。北条さんもお元気そうでなによりです。」

「長い間来れなくて申し訳なかったです。あの花はいまでもありますか？」

店「もちろん。いつでも北条さんが来店されてもいいように育ててました。少々お待ち下さい。」

そういって店長は奥の庭へと行った。

最後に来たのなんてだいぶ前なのに、私の為にずっと用意してくれてる店長の優しさに
感謝することしかできなかった。

店「お待たせ致しました。こちらですよね？」

店長の手にある青いバラは色褪せる事なく綺麗に咲き誇っていた。

「ありがとうございます。包んでいただいてもいいですか？」

店長は、はい。と笑顔できれいに包んでくれた。

店「ありがとうございます。またお越しお待ちしております。」

店長に頭を下げバラを手にあの場所へと向かった・・