Blue rose (ページ12)

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「あのね、曲が完成していく度に私の中で何かが1つ1つ壊れていくそんな感じがして仕方ないの・・」

「私の頭の中で流れてる音と人が歌う音が全く違うとこの曲はそんな風に歌うと全く違う曲になってしまう、だからこう歌って下さい。そう言ってから。周りからお前は黙って曲を作ってたらいいんだ！！歌いもしないくせにいちいち口出しするな。そう言われてからただただ、ロボットの様に曲を作るだけ・・。」

「だれも私の曲なんか興味ない。だれも聞いていない。そう思っちゃって・・。
音楽を嫌いになんてなりたくないのにどんどん嫌いになっていってる自分がいるのが怖いの・・。」

千紗「・・・・。私はあまり音楽の世界は分からないけど、Aが作った曲を三代目JSBが歌ってるのを聞いて涙が止まらなかったよ？やっぱり歌手も歌手なりにこの曲はどんなストーリーなのかを色々考えてるんじゃないかなぁ？みんながみんなAの事をロボットなんて思ってないと思うよ。」

千紗「少なくとも私が思うに今市君と登坂君はAが思う曲の世界観で歌っていると思う。
だから聞いてる私やファンも共感っていうか聞き入ってしまってその曲を好きになっていくんじゃない？私は今のAは音楽から逃げている気がするな。Aも自分の思う歌にしたければ、やっぱりその歌手の方事をきちんと知った方がいいんじゃない？」

頭の中で流れているメロディーが聞こえなければいい。
私はロボットだから曲だけ作ったら良い.だれも私の作っ曲なんて興味ない。そう思っていた・・・。千紗が言うとおり私は、音楽から逃げてたんだ・・。

「何かスッキリした♪帰って一度聞いてみるよ♪」

千紗「聞いてみて♪本当に泣いちゃうよ！！今市君と登坂君の歌声がいい感じで心に響いてもう私号泣だもん(笑)！！」

「そんなにいい曲になっているんだ♪まぁ声を入れる時点で最高の曲だからね(笑)」

千紗「うわっ！！自画自賛～！！天才はやっぱり違うね～(笑)」

「天才って(笑)褒め言葉をありがとう♪(笑)もうそろそろ帰って曲の仕上げでもしよっかな♪？」

千紗「おっ！！やる気だね♪頑張ってね！！ってもう夕方！？今からディナータイムだよ～(泣)忙しいよ～～～。」

「うん頑張る～♪千紗も頑張ってね！！また連絡するね」

帰り道千紗に言われた様に逃げるんだけじゃなく真剣に
向き合っていこう・・。