OVERII7E (ページ41)

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1週間ぶりページ41

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休暇も最終日に差し掛かり、

息つく暇もなく遊び倒して日本から帰国すると、すぐにアントンからカトクの通知が入った。

찬영A、今どこにいる?

찬영I miss you ～ㅠ

休暇中一度も会わなかったアントンは、こまめに連絡をくれていたけれどこんなにも顔を合わせなかった事はデビュー以来無い。

あえて返信をせずに、宿舎にいるらしいアントンの部屋に突撃することにした。

(久しぶりすぎて、少しそわそわするな...)

ドンドンと部屋の扉を叩くと「はい〜？」と間の抜けた声が中から聞こえてドキドキする。

ゆっくりと恐る恐る開いた扉の隙間から顔を覗かせると、黒いパーカーを被った寝起きらしいアントンと視線がぶつかって、

「..！？！！？」

そのまま勢いよく開いた扉から腕が伸びてきたと思えば、

部屋の中に抱き寄せられ、ぎゅうう〜〜っと強い力で抱きしめられた。

AT「..夢みたいだ..........」

『、、ㅋㅋㅋくるしいよ』

AT「あ〜〜もう、本当に会いたくて死にそうだった、アメリカに行く飛行機に乗って早々後悔してたよ」

アントンが時々使っている香水の、甘いカモミールの香りにふんわりと包まれて心地良い。

顔を上げると綺麗な顔があって、相変わらず肌が綺麗だな〜なんて見惚れていると(チュッ)とどさくさに紛れて額にキスされた。

『〜ヤー！...』

そういえばキス魔だったんだこの人...

得意げに見下ろしてくるアントンの両肩を手で強く押して、壁に追いやり、

「？？？」

訳もわからず私を見つめるアントンの首元を思い切り引っ張った。

『(ちゅっ)』

「.....っ....！！！！？！」

いつもキスされるから仕返しだ！！！

頬にキスしてみせると、呆気にとられたアントンが腰を抜かして心臓を手で抑えていた。

「omg.......」

『ヌナを甘く見ると痛い目みるんだからね』

フンっと虚勢を張ったのも束の間、いつの間にか立ち上がったアントンに腕を引かれて、
「ね〜、もう一回してよヌナ、ほら」
と顔を寄せてくる。

その顔がかわいい...じゃなくて、『もうしない！一回だけ！』

「Why〜！？じゃあハグする、してくれるまで離さないよ」

『ねえㅋㅋㅋずるすぎるㅋㅋㅋやらないよ！！！！』

＿＿結局もう一回キスされたしさせられました(完敗)

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