OVERII7E (ページ23)

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『さあ、自分の部屋に帰ってください〜』

なぜか私の部屋でくつろいでいるソンチャンとタロくん。

時刻は午後23時。

TR「やだよ〜〜」
SC「A、夜はこれからだぞ」

ソファーを全て使い長い足を投げ出しているソンチャンと、
その下でもたれるように座っているタロくんは絶賛Switchでゲーム中。

なぜここで？

よりにもよって体力バケモンのE型2人が居座っているのに半ば絶望を感じて、長くなるならコンビニでも行こうと部屋の扉を開けると＿＿＿上下スウェット姿のアントンが立っていた。

『びっっっっくりした.....』

AT「僕の方がびっくりしましたけど..」

なんでだよ。どう考えても私の方がびっくりするよ。

『心臓に悪いから佇むのやめて！私はこれから出かけるのでまた明日〜』

「え、ヌナどこ行くの？」

そんな格好でと私の腕を掴むアントンに『コンビニだよ』と告げると「1人で？この時間に？、No way〜!」と肩に腕を回される。

『だってタロくんとソンチャンが部屋にいるから今日の夜は長くなりそうだな〜と思ってさ...なんかつまめるもの買いたいし？』

そういうとあからさまにムッとするアントン。

「じゃあ僕の部屋にくる？」

『やだよ』

「なんで〜〜」

宿舎の出口に向かおうする私を背後から覆い被さるように抱きついてきて、負けじと前進しようとすると耳元で息を吹きかけられた。

『ぎゃあ！！...えっ、ねえ！！ちょっ....』

呆気にとられる私を抱き抱えてそのまま自分の部屋に猛直進。
手慣れてる誘拐犯...？？？？？

アントンの部屋に押し込められ、両肩に手をおかれたままソファーに導かれる(半強制)

「＿＿さあ、何か映画みる？」

『いやいやいや！さあ、じゃない！！！』

怖、、、、人間を誘拐した後とは思えない柔和な笑顔がサイコパスに思えてくる。私の隣に座って肩に腕を回された。

「今日一緒にねる？」

『寝ません』

「なんで....！」

なんでって、そんなん決まってる。

『だってアントン..すぐチュー「(ちゅっ)」』

チューしてくるから、と話そうとしている途中で突然頬にキスされて、思わずのけぞって両腕で顔を隠した。

『..,！！？！？ヤ〜〜！』

「ㅎㅎかわいい」

このマンネ、危険すぎる...!!

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