玖 ページ29
俺は本を読み終えて手元に置いた
「土籠ーまーた真霧の本読んでたの?」
「七番様・・・なんの御用ですか」
「べっつにー・・・ねぇ土籠自分を責めないでね」
「なんの事で?」
「真霧が怪異になったのは土籠のせいじゃない・・・」
「いや違う俺のせいだ・・・俺と出会わなかったら・・・」
「だーかーらー!違うってば!真霧は土籠と出会ってとても幸せだった!真霧が死んだのはあの怪異のせいでしょ・・・」
「それでも俺は守れなかった・・・こんな俺に彼奴の傍にいる資格なんて本当はないんだ」
「ねぇ土籠・・・どうして俺が真霧を七不思議にしたと思う?」
「気まぐれですか?」
「違うよ・・・真霧が消えないように・・・俺も嫌だったから・・・それの望んでたんだ君と一緒にいることを」
「・・・」
「まぁいいや!とにかく土籠!真霧のことよろしく頼んだからね!」
「ハイハイ分かりましたよ」
分かってるさ
そんなこと誰よりも・・・
「絶対に幸せにするからな・・・」
そういやアイツはどうしているのだろうか
いつも真霧のことを気にかけていたアイツは
「はっ彼奴が俺と真霧が付き合ってことを知ったら直ぐに殺しかけてくるだろうな」
今何処にいるんだ?
真霧にとってもお前は大切なんだ
「そろそろ帰ってこないと真霧が泣くぞ・・・玲」
「ふわぁーよく寝たなどれくらいだったんだろう・・・まぁいいか!早く真霧に会いに行こう!悪い虫か着いてたら追い払わないとね!」
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茉鈴(プロフ) - ヒヨコンコンさん» ほんとですか!?ありがとうございます! (2020年6月24日 20時) (レス) id: 3c50c30f7a (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコンコン - 返信ありがとうございます!作品書いているんですね読ませていただきますね! (2020年6月24日 20時) (レス) id: 1a6b8e8ab0 (このIDを非表示/違反報告)
茉鈴(プロフ) - ヒヨコンコンさん» そうなんですか!返信ありがとうございます!ちなみに私も花子くん書いてるのでおそろですね!(勝手に決めて失礼) (2020年6月24日 8時) (レス) id: 3c50c30f7a (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコンコン - 大好きと言って下さり嬉しいです!夢主ちゃんは"真霧"とかいて"まきり"と読みます! (2020年6月24日 7時) (レス) id: 1a6b8e8ab0 (このIDを非表示/違反報告)
茉鈴(プロフ) - 夢主ちゃんはなんて読むんですか?このお話大好きです!!!!更新がんばりましょう! (2020年6月24日 5時) (レス) id: 3c50c30f7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヒヨコンコン | 作成日時:2020年3月28日 11時