七不思議の零番目【地縛少年花子くん】

拾頁目後編 ページ25

『えっ？』
今なんていったの？
『じょっ冗談ですか？』
｢冗談で言うか？･･･好きなんだよお前のことがどうしようもなく･･･たった1人の赤紗真霧、お前という存在が愛おしくて堪らないんだ｣
『へっちょちょっと待ってください！////』
｢分かってる･･･俺は教師だ･･･でも仕方ねぇだろ好きになったもんわ･･･｣
本気だ
冗談じゃない本当の言葉
『あっあの･･･わっ私も･･･好き･･･です////先生としてでもなく怪異としてでもなく土籠さんがすっ好きで･･･』
なっ何言ってんだろ私はヤバい言葉が出てこない･･･
『えっ土籠さん！？』
なんか抱きしめられてる！？
前とは違う
強いけど優しい心臓の音が鳴り止まない
｢うるさい黙って抱きしめられてろ｣
それから少しして
力を少し緩めてくれた落ち着いたの･･･かな？
｢真霧もう一度言うからちゃんと聞いてろ｣
真っ直ぐとした瞳でみつめられた
｢真霧･･･俺はお前のことが好きだ誰よりも･･･だから俺と付き合ってくれるか？｣
『っー〜ーっ！////わっ私も土籠さんのことが好きです！･･･私でいいならよろしくお願いします////』
そう言うとまた強く抱きしめられたさっきよりも強く
｢お前じゃなきゃダメなんだよバカが｣
『////私、今物凄く幸せです、人生で一番幸せです///』
｢これくらいでか？もっと幸せにしてやる目眩がするくらいな｣
『楽しみです』
｢なぁ真霧･･･約束してくれ｣
『なんですか？』
｢お願いだ･･･お前は生きてくれ･･･｣
言葉に重みが感じた
『私は生きてますよ？』
｢違う･･･柚木みたいに死ぬな･･･俺の前からいなくならないでくれ･･･そしてこっち側に来るな｣
そうか･･･苦しいんだ
『分かってますよ･･･絶対に行きません私は貴方の傍で生きますだから安心してください』
たぶんこれから辛いこともあると思う
貴方は怪異で私は人間だ
けど
私は投げ出したりしないこの人の為にもあの二人の分まで
私は生きなきゃいけないんだ

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