藤 井 家 の 日 常

2. あ め ページ3

紫side




子「ただいまー！」

紫「おかえり！ごめんな？迎え行けへんくて。わ、大分濡れてんな〜」

律「パパとサッカーできない！」

蘭「なあなあ、雷鳴るんかなぁ！」

優「こんな大雨だし、鳴るんやない？」

凪「雷！？無理無理無理無理！ママ〜！」

紫「はいはい。とりあえずこれで拭いてや」

子「ありがとー」

紫「優と蘭、髪乾かそな」

蘭「ん」




二人の髪を乾かそうと動いたところで
電話が鳴る




紫「流星か。ちょい待ってな」

紫『もしもーし』

青『あ、崇裕ー？』

紫『はいはーい』

青『雨酷くて、交通止めなってるやん？帰られへんから、今日そこいらのホテル泊まるわ』

紫『あらー。りょーかい。子供たちにも伝えときまーす』

青『ごめんな？切るで？』

紫『はいよー』




蘭「パパ、なんて？」

紫「今日、帰って来られへんって」

律「えー！」

紫「多分今日だけやし、そない拗ねんといてや」

律「うぅ〜…」

凪「ねぇ！雷やだー！」

紫「騒がしいなー。二人は宿題しとき」

凪「はーい！」

律「めんど…」

蘭「ママ、髪！」

紫「はいはい」

優「私、濡れててもいいけどなぁ〜」

紫「風邪引くやろ。ほら、座り」

3. か み な り→←1. あ さ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す