流星と崇裕のあま～い日々 (ページ27)

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紫side

『俺と結婚してください』

この一言、そして、その言葉と共に出された指輪に、俺はフリーズする

紫「ふぇ…ぁ…え…」

事実上、結婚はしているものの、改めて言われれば、あたふたとしてしまう

青「返事は？」

紫「そ、そりゃ…はい……です…」

やばい。絶対今、顔赤い

青「ふは。かわええなぁ…」

流星は、目を細めて俺の頭を撫でる

青「ほな、手ぇ出して？」

反射的に、右手を出してまう

青「そっちちゃうやろ？」

そう言い、俺の左手を手に取る

持っていた指輪を、ゆっくりと俺の薬指にはめる

青「前あげたのは、ネックレスとして使ってるやろ？これは、堂々と付けててええからな？」

紫「うん…」

俺も、流星の左手の薬指に指輪をはめる

小さく光るダイヤモンド

後から見て分かったけど、外して見てみると、R&Tの文字

紫「ありがとぉ」

青「んーん」

二人で目を合わせ、へへっと笑い合う

とそこで

上から元気な泣き声が

青「行くか」

紫「おん」

子供らをあやしに行く

俺な、今日のこと、ずっと忘れないと思うねん

やってな

流星が言ったのは

シンプルやけど、俺を喜ばせるには、十分すぎる、一言やってん