3 ページ3
甲「だから力入れて回そうとするとめっちゃ曲がるんすよ」
加「なるほど」
『力の調整が難しいんですね』
甲「で、コーナーが外から見てるより何か…えぐいっす」
剣「何か日常ものだったけどなぁ」
甲「なめてる！なめてる！｣
剣「アクション映画みたいな話してるけど日常ものアニメだったよ」
甲「わかりましたっ!後で戻ってきたら謝ってください」
「「『あはははっ!』」」
確かにコースはカーブが多いし甲斐田先輩が必死に言ってるけど正直そんなに難しそうには見えないんだよなぁ……。
甲斐田先輩の感想を聞いてたら不破先輩の準備ができたみたいだった。
マリカ杯2位の不破先輩がどんな風に走るのかタイムを出すのか楽しみだな
加「遅!!いや確かに…これで言うならさっきの甲斐田さんの方が早かった」
不「わかんねわかんね!わかんねー！！」
甲「いや､ね……ほら!分かんないってなるんすよ！」
剣「えぇ〜？」
『わからない…？』
分かんなくなる、と言われても走行してないからいまいちピンと来ない僕達
不破先輩を見てても“わかんね!”って言いながら走っているしさっきまでの自信は一体どこにいったんだろう
剣「なんで…｣
加剣「“わかんねー”なんだ!」
甲「ここえぐいっす!ここスピード出して行けたらすごいっす」
『なるほど…？』
甲「あとこの後のカーブ結構やばいっす!ここえぐいんすよ」
剣「いやいやいやいや!!!恐る恐るなんだ」
加「あ〜!」
『更にスピード落として曲がりましたね』
剣「お嬢様カートだよこれ…」
『お嬢様カート…』
加「敷地内走ってるやつ」
剣「そうそうそう!初めての…」
甲「いやぁ……なめてる！」
甲斐田先輩よりも遅く走行した不破先輩が1周し戻ってきた。
不破先輩だったら余裕そうに走行して甲斐田先輩よりも早いタイム出ると思ってたから少し驚いたなぁ
甲斐田先輩の言う通りこのコース舐めたらダメかもしれない
剣「甲斐田くんが1周52秒とかに対し不破くんは1周63秒とか…」
不「そんなに遅かった俺!?」
剣「いやこれがマリカ杯2位か〜」
不「んははっ!」
剣「格が落ちるなー!大会の…」
甲「兄貴のあんなトコ見たくなかったよ!!」
『剣持先輩と甲斐田先輩めっちゃ言いますね』
「「あはははっ!」」
不「まぁでも空気感分かったから次はやばいよ」
剣「あははっ!ダセェ…ダセェよこれ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 535人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
千歳伊織 - あわわわぁぁ...！主人公くんが可愛すぎる...！主人公くんについている生霊とか気になるし、心霊スポットのやつとかもすごく楽しみにしてます！これからも頑張ってください、応援してます！ (2022年4月4日 20時) (
レス) @page14 id: f02eee6231 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：月永 | 作成日時：2022年3月18日 17時
