体が心に追い付いてない ページ19
「＿＿しっつれいしまーす‼」
一階から大きな声が聞こえてくる。
ここは二階、しかも部屋の中なのに聞こえてくるのは、きっと良く通る声だから。
もちろん、この声に聞き覚えはある。
「ちょっと！ お兄ちゃん‼」
そりゃ、この声にもないとね。
いや、本当は冷静になってる場合じゃない。
むしろ焦らなきゃいけない状況だし、下手したら不法侵入で訴えられる。
ふっと我に返って橙の方を見ると
何やら首を傾げている様子だった。
「この声……」
橙の言葉を聞いて、疑問と同時に焦りがブワッと押し寄せてくる。
「あ、いやっ、えっとね？ その＿＿って、橙？！」
急に私の元から離れて、ドタドタと階段を下り始める橙。
時々コケそうになりながら、何とか橙に追い付いた頃には玄関付近だった。
咲蘭ちゃんも暁も、突然足音を大きく立てながら下りてきた私達に不審な表情を浮かべる。
でも、その表情は正反対の明るい驚きに変わって
「橙だー‼」
「お兄ちゃんだー‼」
と、同時に叫んだ。
私の隣にいる橙からは�爐笋辰僂雖瓩箸いκ鬚譴燭茲Δ弊爾�聞こえてきたけど、二人には届いていないみたいで。
私と同じように靴を脱ぎ捨てて、橙に飛びつく。
おかげで、玄関は散らかりっぱなし。
「えっ、と……どういう事？」
もちろん 無言で玄関を片付けてからササッと家を出て行く程の能力は持っていないので、戸惑うしかなかった。
まぁ、大体想像はつくんだけど……
「俺の弟だ！」
「僕の兄だよ」
「あ……そ、その、橙がお兄ちゃんで 私が妹です」
幼い所を見られたくなかったのか、いつもの感じを取り戻してから敬語で話す咲蘭ちゃん。
ほんのり、顔は赤い。
暁は相変わらず橙に抱きついていて、橙は鬱陶しそうな顔をしながら離れようとしていた。
「あ、そうなん、だね？」
動揺が大き過ぎて、心の中では納得しているのに言葉では疑問形になってしまう。
まさに�狢里�心に追い付いてない�瓩辰謄筌帖�
そんな状況を察した咲蘭ちゃんは、
「とりあえず、リビングに行って一旦落ち着きましょ」
と、私に視線を合わせて言った。
�爐Α△Δ鶚瓩犯瓦韻覆て依匹鮖弔靴燭泙淙峪�をして、咲蘭ちゃんは暁をリビングに誘導した。
�爐笋辰販イ譴伸瓩肇屮張屮鎚原腓鮓世�橙の顔は、相変わらず眉間に皺を寄せている。
「って、ここ僕の家なんだけど」
「乗っ取られたね」
「やめてほしい」
そんな会話をしながら、私達もリビングへと向かった。
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神應寺 将輝＠白狐＆雪犬(プロフ) - 自由自在に色変わる＝カメレオン (2018年2月2日 18時) (
レス) id: fc6b8aa6a8 (このIDを非表示/違反報告)
れやーと(プロフ) - 神應寺 将輝＠白狐＆雪犬さん» 毎度毎度コメント有難いです…！ なるほど、その考え方もあるのですね。ちなみに私は、自分に合った色に染まりたいです。期待だとか、夢の色だとか……何かの言葉通りじゃなく、自分自身が表せるような色です。要約すれば 自由自在に色を変化させていくって事ですね。 (2018年2月1日 3時) (レス) id: 560fb3554a (このIDを非表示/違反報告)
神應寺 将輝＠白狐＆雪犬(プロフ) - 何色に染まりたいか。僕は黒だな。孤独の色 (2018年2月1日 0時) (レス) id: 29ea05fe68 (このIDを非表示/違反報告)
神應寺 将輝＠白狐＆雪犬(プロフ) - 応援頑張ります(。・ω・。)ゞ (2018年1月19日 14時) (レス) id: b4c20837f1 (このIDを非表示/違反報告)
れやーと - 神應寺 将輝＠白狐＆雪犬さん» コメントありがとうございます〜！！ちょっとそのお話は自信がなかったんですけど、切ないと言っていただけて何よりです（笑）これからも応援宜しくお願い致します！ (2018年1月17日 18時) (レス) id: 560fb3554a (このIDを非表示/違反報告)
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作者ホームページ：http:/ 作成日時：2017年12月6日 19時
