濁った答え ページ14
＿＿歩き出してからそう経っていない頃。
青真君の言った�犂鵑蠧鮫瓩両貊蠅蓮∨人�名コーヒー店だった。
�牴燭任海海僕茲燭里���
答えは簡単に出てこない。
「コーヒー二つ。トールサイズで」
手慣れた口調で店員さんに頼んでから、
手を握ったまま歩き出す青真君。
待っている時間だけが止まったように思えたせいか、
心拍数は右上がり。
ドキドキ以上の何かは心をぐるぐると回った。
「……持てますか」
いきなりの声に、ビックリして顔を勢いよく上げる。
青真君の手には いつの間にかトールサイズのコーヒーがあって、飲み口からコーヒーの香ばしい香りが広がっていた。
「うん」
間を置いて、ひゅっと息を吸う。
それからはとんとん拍子で、私達は奥のテーブル席に向かい合わせで座った。
じんわりと、コーヒーの温かさが手に伝わってくる。
「……大丈夫、すか？」
「え？」
また、驚いた。
青真君の言葉には、主語がない。
それも性格の内に入るのだろうけど、それじゃ毎回私が驚いてばっかり。
「あー、何か、元気無さそうだったんで」
�犖亀い�無さそうだった��
そう言われなくたって、何時間前から気づいてた。
橙の事が気になって、青真君との会話にさえ集中できなかった。
力なく笑った顔も、弱かった声音も。
青真君は、全て分かっていたかもしれない。
「……ごめんね、幼馴染の事が気になって」
ハンバーガーは、とっくに冷め切っていると思う。
胸が針に刺されたような痛みを覚えた。
「男、ですか」
急に低くなった声のトーン。
変な疑問を抱きつつも、私は頷いた。
その瞬間、彼の唇は動く。
「俺だけ、見てればいいのに」
たった十二文字。
二で割れば六文字。
たったそれだけの文字で、私の頭は沸騰しちゃう。
ゆっくり、ジワジワ。
どこからか軍隊が攻めてくるみたいな暑さは、身体中を駆け巡る。
「……すいません」
時は止まる。
何度でも、私達の想いが消えない限り……
「……青真、君」
喉の奥底から絞り出した、彼の名前。
声に出せたと思うと、安心して力が抜けた。
そのおかげか、
「ありがとう」
安定した微笑みを浮かべれた。
彼は驚いて、目を見開く。
�爐匹ΔいΠ嫐�なのか��
その疑問を、ぶつけてくるように。
「元気付けてくれて、ありがとう」
その疑問には、濁った答えを出した。
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神應寺 将輝＠白狐＆雪犬(プロフ) - 自由自在に色変わる＝カメレオン (2018年2月2日 18時) (
レス) id: fc6b8aa6a8 (このIDを非表示/違反報告)
れやーと(プロフ) - 神應寺 将輝＠白狐＆雪犬さん» 毎度毎度コメント有難いです…！ なるほど、その考え方もあるのですね。ちなみに私は、自分に合った色に染まりたいです。期待だとか、夢の色だとか……何かの言葉通りじゃなく、自分自身が表せるような色です。要約すれば 自由自在に色を変化させていくって事ですね。 (2018年2月1日 3時) (レス) id: 560fb3554a (このIDを非表示/違反報告)
神應寺 将輝＠白狐＆雪犬(プロフ) - 何色に染まりたいか。僕は黒だな。孤独の色 (2018年2月1日 0時) (レス) id: 29ea05fe68 (このIDを非表示/違反報告)
神應寺 将輝＠白狐＆雪犬(プロフ) - 応援頑張ります(。・ω・。)ゞ (2018年1月19日 14時) (レス) id: b4c20837f1 (このIDを非表示/違反報告)
れやーと - 神應寺 将輝＠白狐＆雪犬さん» コメントありがとうございます〜！！ちょっとそのお話は自信がなかったんですけど、切ないと言っていただけて何よりです（笑）これからも応援宜しくお願い致します！ (2018年1月17日 18時) (レス) id: 560fb3554a (このIDを非表示/違反報告)
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作者ホームページ：http:/ 作成日時：2017年12月6日 19時
