おさかなぐんだん。２【Fischer's】【短編集】

リア充爆発四散同盟？【DAMA】 ページ33

「＿＿リア充爆発四散同盟組もう！ よし決定」

「一緒にすんな」



唯一Fischer'sの中で、ダーマに鬱陶しく絡める私。
今日、クリスマスイヴに ダーマと�リア充爆発四散同盟�を組む事に決定致しました。

おめでたいですね、赤飯炊きますか。



「ちっともおめでたくねええ」

「何でよ、おめでたいじゃん‼」



中の下のうぇーい系私達。
ウオタミさんは笑ってくれるけど、本当は心のどこかで不安なんだと思う。

朝起きたら、枕が濡れていたなんて事も……いや、それは涎だな。
ふとした時に涙が出てたなんて事も……いや、それは感動してただけだな。



「じゃあまずは�恋の始まりは何処か�というのから解明しようか」



まぁ、特に不安は無いって事で。


テキトーにリア充爆発四散同盟らしい事を発言すると、ボッとダーマの顔が赤くなった。
湯気でも出そうな勢いに。



「あれれ？ あれ？ どうしちゃったのかなぁ？ あ、もしかして照れちゃった？」

「お前が喋るとこの部屋が言葉で埋め尽くされてな、もうどうやっても回避できねーく」

「シャットダウンでーす」



そう言った瞬間 深い溜息をつくダーマの肩をがっしりと組んでから、紙にサラサラと

�恋の始まりは何処か�

と書き始める。
準備は完璧な為、もうダーマが逃れられる場所はない。



「んで、ダーマは�恋の始まりは何処か�分かる？」

「俺の発言無視か……。
まぁ、相手といる時間が楽しいとか何回も会いたいとか思ったら始まってんじゃねーの」



ダーマはムスッとした顔のまま答えた。

……あれ？



「じゃあ私、ダーマに恋してんのかな」



ダーマといると楽しいし、
出来るなら毎日会いたいって思うし、
いつも隣にいたいって思うし、
いつも隣にいてほしいって思うし、
誰かに取られたら嫌だと思うし……



これって立派な恋だったり、するのかな。



「……ダーマ」

「……何だよ」

「リア充爆発四散同盟、解散する？」

「そうしとけ」



深々と雪は降った。
イルミネーションは街中を彩るように輝き、月や星達は夜空を彩るように輝いた。


今の言葉達が答えだと、誰かが呟いた。



＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

メリークリスマスですね、一応(笑)

曲パロの流れにのらない私(苦手なだけ)


れやーと

おりおん【Masai】→←明日の色【マサイ】

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