『暗闇の堕天使』復讐・雷門編ー剣城京介ー (ページ7)

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007 闇の入部者ページ7

*

ー放課後ー

プシュ…と、自動ドアが開き
元気な明るい声が、部室に広がってきた

フッと、見るとそれは天馬だった

「円堂監督今朝は有難うございました！」
「あの人、大丈夫でしたか！？」

「あぁ天馬か、その事で話しがあるんだが…」

「__来たか…」

プシュ

突然、俺の後ろから自動ドアが開き
俺は、思わず後ろを振り向き驚いた

「あぁ！？…キミは今朝の！」

天馬の大声で、部室に居た部員達が
一斉に入り口の方を見た

『！！？』

俺の隣りに居た三国さんが、少し眉を潜め
俺に声を掛けてきた

「…誰だ？アイツ」
「知っているか…？神童」

「…さぁ、俺も知りません」
「でも…帝国の制服着ていますよ」

円堂監督が今、部室に入って来た
人物の紹介を、手短に話し始めた

「今日から、雷門に転校して来た北條だ」
「サッカー部に、入部したいそうだ」

「皆、よろしく頼むぞ！」

「帝国から来た…北條Aだ」

帝国と聞いた途端
部員達が、ざわめき騒ぎ出す

「お、おい、帝国と言ったら…」

「あの帝国だど…」

車田先輩と天城先輩の表情が、青褪めていった

「そうだ、フィフスセクターの支配かの」

「アノ帝国だそして奴は俺と同じシードだ」

突然、部室の後ろの方から
声を発して叫んできた奴がいた

それは……あの剣城だった

「剣城！？」

ニヤリ…と、不気味に笑い
部員達を、不安に落とし入れる

その言葉を聞いて、動揺する部員達…

「ヤバイ、ヤバイですよ…かなりこれは…」

「いよいよ本気で、潰しに来たと言う事か」

三国先輩が、事の重大さを受け止めていた

「そうみたいですね…俺達は既に」
「指示を無視して、勝っていますからね」

再び俺は前を見て、松風の様子に気が付いた

「松風…？」

俺は驚きながら、隣りにいる北條を見ていた

__ 今、立っている人が…

--- 剣城と同じシード ---

だから今朝、剣城はこの人を見ていたのか…

円堂：やはり…そうか、噂は本当だったのか…

__ あの帝国が…

『そうだ、私はフィフスセクターから来た』

『お前達、雷門を潰しにな…』

冷酷で冷たい眼で言う北條…
その言葉に対し、強気な発言をする松風

「俺達を潰そうと言うのか！」

「やれるものならやってみろ」
「俺達は負けない絶対に…！」

「剣城やお前が、立ちはだかっても」

「大好きな、サッカーを俺は守る！」

『フッ、松風天馬か…お前を最初に潰す』