２話 ページ4
じゃあな、と言って電話を切るシャオロン君
やっばい、本当に心臓止まるかと思った……
私は急いで身だしなみを整えると
隣の彼の家に向かう
まだパジャマに着替えてなくて良かった……！
制服なら、いつも見てるから問題ないよね？
『こんばんわー、Aです。』
彼の家のインターホンを押して言う
しばらくすると玄関の鍵が開く音がして、
中からジャージ姿のシャオロン君が出てきた
彼の髪の毛はお風呂上りなのか、若干濡れている
sha「すまんな、わざわざこっちに呼んで……。」
『ぜ、全然大丈夫だよ。気にしないで。』
sha「そか。……あ、これ母さんから。」
そう言ってシャオロン君が
渡してきたのは大量のいちご
シャオロン君のお母さんはこうやって
何かもらうたびに我が家にお裾分けしてくれるのだ
有りがたい限りだよ
sha「そう言えば、もうすぐバレンタインやな。」
『そ、そうだね。シャオロン君モテモテだから今年も沢山貰えるんじゃない？』
sha「バレンタインなんて俺には関係ないやろｗそれに第一好きでもないヤツからのチョコとか迷惑や。」
そう言って笑うシャオロン君
いや、シャオロン君モテモテだからね？！
sha「あ、そうや。今年もくれるんやろ？Aの手作りチョコ。」
『……ぇ。』
ニパッと言う効果音が
付きそうな感じで笑うシャオロン君
私は毎年シャオロン君に、手作りチョコをあげている
まぁ、幼馴染だし？←言い訳
……てか待って？
好きなヤツからのチョコは迷惑→いらない
私のチョコは欲しい→迷惑ではない
迷惑と思わない→好き(？)
……え、え、そう言う事？！
もしかして、両想い……！？
sha「お前の作るチョコ、めちゃくちゃ美味しいんや！今年は何作ってくれるん？」
……あ、やっぱそうですよね
そんな都合のいい展開なんて起きないよ
シャオロン君が毎年、私のチョコを受け取ってくれるのは
あくまで私が作るチョコが美味しいから
『……まだ秘密。当日まで楽しみにしてて！』
sha「おう！」
ー３話へ続くー
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零音。(プロフ) - しいたけさん» コメント有難うございます！これからも期待に添えるように頑張りますね！ (2022年5月15日 10時) (
レス) id: b3d6a300a1 (このIDを非表示/違反報告)
しいたけ - 何だこの神作は！ちょっくら友に教えて来るか(これからも作者さんのペースで更新頑張ってください！)長文失礼しました。 (2022年5月15日 10時) (レス) @page8 id: 7bd173f2aa (このIDを非表示/違反報告)
零音。(プロフ) - イチゴネコさん» 僕も未だに春が来てませんww仲間ですね。青春だと思って頂けて良かったです！コメント有難うございます。 (2022年5月14日 19時) (レス) id: 71f7d5ee8d (このIDを非表示/違反報告)
イチゴネコ(プロフ) - 青春だぁ……いいなぁ(未だに春が来ない奴) めっちゃおもしろいです！！更新無理せず頑張ってください！ (2022年5月14日 19時) (レス) @page8 id: 5e5c398b51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零音。 | 作成日時：2022年5月14日 12時
