13話 ページ15
目の前のこの子もきっとそう頼んでくるんだ
…いや、違う
頼んでくるんじゃない
<「
「……あんた、シャオロン君の事好きでしょ?」
『っぇ。』
協力を求められると思い
身構えていた私は予想してなかった質問に
間抜けな声を返した
す、好きだけど……
『べつ、に好きじゃない、よ。』
「……ほんとうに?」
『う、うん。』
「ふーん。」
彼女は私の答えを聞くと疑いの目を向けてきた
しかし、彼女は
「まぁいいわそこは。」と呟くだけだった
「あんたがシャオロン君の事が好きだろうがそうじゃなかろうがどっちでもいいわ。」
『え。』
「なに?なんか文句ある?」
『な、ない、です。』
彼女に圧を掛けられ私は黙り込む
めちゃくちゃ怖い……
「私があんたに言いたいことはこれだけ。今年のバレンタイン私はシャオロン君に告白する。他にも彼に告白する子は沢山いるわ。」
『そ、うなん、だ。』
「……けどあんたは告白しちゃダメ。」
『……え?』
「あんたは絶対にシャオロン君に告白しちゃダメ。それが約束できるなら、明日から普通に彼に接していいわよ。」
彼女はそう言うと私を置いて
体育館裏から姿を消した
zm「お、Aー!」
『ご、ごめんね二人とも。遅くなっちゃって……。』
rbr「気にせんでええで。元々俺らから誘ったんやし。」
そう言ってニコニコと笑うゾム君とロボロ君
30分も待たされたのに……
優しいなぁ
zm「じゃ、帰るか!急がんと作戦会議の時間が無くなる!」
『あ、そういえば二人って私の家と反対方向だよね?』
rbr「ん?あぁ、せやな。」
zm「だから今からAの家に行って作戦会議するんやって!」
……え?
ちょ、ちょっと待って?!
初耳なんだけど!!
『わ、私の部屋汚いよ!?』
zm「あぁ、そんなん別に気にせんで。」
rbr「大先生の部屋の方が絶対汚いもん。」
君たちじゃなくて、私が気にするの!
ー14話へ続くー
続く お気に入り登録で更新チェックしよう!
最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している
←12話
163人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
零音。(プロフ) - しいたけさん» コメント有難うございます!これからも期待に添えるように頑張りますね! (2022年5月15日 10時) (レス) id: b3d6a300a1 (このIDを非表示/違反報告)
しいたけ - 何だこの神作は!ちょっくら友に教えて来るか(これからも作者さんのペースで更新頑張ってください!)長文失礼しました。 (2022年5月15日 10時) (レス) @page8 id: 7bd173f2aa (このIDを非表示/違反報告)
零音。(プロフ) - イチゴネコさん» 僕も未だに春が来てませんww仲間ですね。青春だと思って頂けて良かったです!コメント有難うございます。 (2022年5月14日 19時) (レス) id: 71f7d5ee8d (このIDを非表示/違反報告)
イチゴネコ(プロフ) - 青春だぁ……いいなぁ(未だに春が来ない奴) めっちゃおもしろいです!!更新無理せず頑張ってください! (2022年5月14日 19時) (レス) @page8 id: 5e5c398b51 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:零音。 | 作成日時:2022年5月14日 12時