９話 ページ11
『ま、まだ、決めてません……。』
「え？告白しないの？」
『だって、振られたら気まずいし……。』
家、となりなんだよ？！
もう私一人暮らしするしかないじゃん
なら想いを伝えずに彼の隣にいたい
「……A、お母さんからのアドバイス。」
『っぇ？』
「まずは告白してから考えなさい！すぐネガティブになっちゃダメ！あなたはお母さんとお父さんの自慢の娘なのよ？可愛いんだから、もっと自信持ちなさい！」
普段からは想像できないぐらい
真剣な顔をしたお母さん
私の為に、こんなに考えてくれるなんて……
……そうだ、ネガティブにならないで、
前を向いて行かなきゃ……！
『お母さん、私決めた。』
「……どうするの？」
『バレンタインデー当日、シャオロン君に、告白する……！』
そう言った瞬間、
きゃーと歓声を上げるお母さん
それでこそ自慢の娘よ、と抱き疲れた時
地味に体重がかかって重っと
思ったことは秘密にしておこう
翌日の朝
私はテレビを見ながら、朝食の食パンを頬張っていた
今日の日付は２月12日
バレンタインデー二日前、という事も
あってかテレビではどのチャンネルでも
バレンタイン特集をやっている
『今日、ゾム君達に言わないと……。』
勇気を出して、シャオロン君に告白するって
昨日決めたけど二人にはまだ伝えていない
今日は土曜日なため学校が午前中で終わる
つまり、昼休みが無いのだ
『かといって二人のクラスに行くのはなぁ……。』
他のクラスに行くのって、結構な勇気が必要なんだよね
なんか、怖い人達一杯かもしれないし
そんな事を考えていると、スマホから着信音がなる
画面を見ると、そこには非通知と書いてある
え、誰だろう
ドキドキしながらも私は応答ボタンを押した
『も、もしもし……？ど、どちら様ですか？』
zm＜あ、やっほー！！俺やで！ゾム！＞
電話に出てみると、なんと相手はゾム君だった
え、なんでゾム君、私のスマホの電話番号知ってるの？
zm＜シャオロンに聞いて教えてもらった！ほら、今日結果聞くって言うとったけど土曜日やし昼休みないやん？＞
ー10話へ続くー
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零音。(プロフ) - しいたけさん» コメント有難うございます！これからも期待に添えるように頑張りますね！ (2022年5月15日 10時) (
レス) id: b3d6a300a1 (このIDを非表示/違反報告)
しいたけ - 何だこの神作は！ちょっくら友に教えて来るか(これからも作者さんのペースで更新頑張ってください！)長文失礼しました。 (2022年5月15日 10時) (レス) @page8 id: 7bd173f2aa (このIDを非表示/違反報告)
零音。(プロフ) - イチゴネコさん» 僕も未だに春が来てませんww仲間ですね。青春だと思って頂けて良かったです！コメント有難うございます。 (2022年5月14日 19時) (レス) id: 71f7d5ee8d (このIDを非表示/違反報告)
イチゴネコ(プロフ) - 青春だぁ……いいなぁ(未だに春が来ない奴) めっちゃおもしろいです！！更新無理せず頑張ってください！ (2022年5月14日 19時) (レス) @page8 id: 5e5c398b51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零音。 | 作成日時：2022年5月14日 12時
