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一寸した潜入捜査と七話 ページ9
鼠は地下組織のため、一度逃がすともう二度と姿を表さないと考えて結構。
そのためには、万全を期して慎重に……
「……怪しいですね…」
嘘です。見つかりました。
「……縄ほどいて？」
「無理なご相談ですね」
ドストエフスキーはじろじろこちらを見ている。しかし興味が少し逸れている今なら逃げたせそうかも。
縄抜け……うっ……かた……抜けない……
その時、いきなり扉が開いた。
白い服に半仮面を被っている男だ。サーカスに居ても遜色な……ってゴーゴリか。
「ドスくん、書類届い……あれ？なんか面白そうだねっ！」
「引っ込んでて下さい」
「ええ……ドスくん酷い……」
ドストエフスキーとの上下関係が知れた。なんだか悲しくなるな、実際に見ると。確か此奴コミックスでは死んだよな……とか考えながら、必死に逃げ出そうと身をよじる。
しかし逃げられない。
「……貴方には理想の世界作りを手伝って貰います」
「悪ぃ、帰るわ」
「えーっ！面白そうなのにっ！」
一寸、黙っててくれ。ゴーゴリ。
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あ - あの頬に傷がある少年はカルマという子ですよー (2023年1月12日 23時) (
レス) @page16 id: f2f05df21c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レン | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時：2018年7月27日 21時
