一寸したprologue。 ページ1
その日、俺はかつて無いほどに暇人だった。
課題も昨日終わり、飯も食い、ただベッドの上の干物になっていた。ここで俺が干物妹的なう○るちゃんならお兄ちゃんが叱ってくれたろうが、俺にそんなお兄ちゃんは居ない。
というか、完璧でも無いし。
その時、右手に持っていたスマホが振動した。如何せろくでもない迷惑メールだろうと開くと
『占いツクール-通知メール:』
という表示が出た。ナイス。
俺は読む専なので、お気に入りとか評価とかランキングとかからは蚊帳の外だ。つまり、お気に入り作者さんの新作かお気に入り作品の更新だ。
ドキドキする心を鎮め、スマホのロックを外す。おぉ……なんだろう……?
お気に入り作者の新作があります
お、新作か!と急いでそこをタップ。しかし、その作品は___
「あ?」
Hyxcbとかいう、文字化けした巫山戯た作者名の奴の作品だった。バグで届いたらしい。
しかし、『貴方が成り代わる文ストキャラは誰か!?』とは面白そうだ。
俺は早速、[始める]の釦を押す。
何度も診断はしているので、結果は打ち込まれたままだった。占ツク様様だ。
診断結果:
【貴方に適性のある文ストキャラは××__】
【予期せぬエラーが発生しました】
【予期せぬエラabdhjnb】
【エラーの削除ヲ……サンプルさイしゅ……】
【サンプルの採取のために診断者を現地に転移します】
【その際に発生するラグに特典が付与されました】
【特典:異能力『花吹雪』】
【予期せぬエラー:性反転】
【転移が完了しました】
たった今キーボードに打ち込んだような文章がスマホに流れる。気づくと俺の体は粒子となって、何処かへと飛ばされた。
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あ - あの頬に傷がある少年はカルマという子ですよー (2023年1月12日 23時) (レス) @page16 id: f2f05df21c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レン | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時:2018年7月27日 21時