異世界から来たトリップ少女！！【浪川蓮助】パート3___【ホーリーロード全国大会編】

脅し ページ4

試合当日…

inホーリーライナー乗り場


A「これがホーリーライナー…」

浪川「Aの宣言通りにあのスタジアムになるか、ならないか…」

湾田「けどよ、確かあのスタジアムは厄介じゃなかったか…?」

浪川「……だよな」

湾田「うんうん」

喜峰「何2人して語ってんだよ(汗)」

湾田「悪いw」

A「そろそろ乗ろうか」

海王全員「(ｺｸ」


ｽﾀｽﾀｽﾀ

浪川「!おいA、あいつか?」

A「!」


南沢…!やっぱり昨日スタジアムで見たのは間違いじゃなかったんだ…
けど、海王が地区予選優勝したのに…
どうして月山国光にいるんだろう……
雷門に戻ればいいものを…

でも戻れない理由がきっとあるんだ。


浪川「A、降りるぞ」

A「あ、うん」

ｽﾀｽﾀｽﾀ

「「…………」」

「貴殿らが海王か」

九鬼「(ｺｸ」

「(ﾌｯ」

南沢「お手柔らかにな、海王学園」

A「!…」

南沢「しかし海王学園も初戦敗退とは哀れなものだな」

湾田「なっ…」

南沢「観客に力を抜いていることがバレないように負けてくれよ?」

湾田「ってめぇ…!」

A「七雄人、ストップ」

湾田「!悪い…」

「南沢もそこまでにしておけ」

南沢「(ｺｸ」

「行くぞ」

南沢「お互い、『ベスト』を尽くそうぜ」


ｽﾀｽﾀｽﾀ


A「……」

二穗「お、おい…さっきの話は一体なんだ。初戦敗退ってどういう意味だ…」

浪川「そうか…お前らマネージャーは知らないんだったな」

A「この試合には勝敗指示っていうのが出てて、その指示は海王学園が負けなんだ」

二穗「なっ…ま、まさか本当にその指示に従って負けるつもりか!?」

A「大丈夫、逆らうつもりだから」

楓栞「ですが、逆らっても大丈夫なのですか?何か影響などありそうですが……」

浪川「まああるにはあるだろうな」

A「ねぇ3人とも」

二穗「何だ?」

楓栞「?」

恵花「どうしたの?」

A「…フィフスセクターとか、シードって知ってる?」

二穗「フィフスセクターって確か…サッカーを管理している組織だったな」

恵花「シードだっけ?それは分かんない…」

楓栞「私も分かりません…」

A「シードは、簡単に言うと…」

浪川「フィフスセクターに鍛えられた強力な選手たちの事…実は俺達海王学園もそうなんだ」

二穗「な……っ」

A「けど大丈夫だよ。俺と蓮助は先に辞めてるんだ」

二穗「そ、そうなのか…」

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