職業♡彼氏、実は歌い手-skt-

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あれから、

うらたさんが私の服が少し破れてしまったことに気づき、


坂田さんが来て、

うらたさんとLINE交換することになって、



私はあんなに坂田さんに会いたかった癖に

そのまま坂田さんと話すことも

目を合わせようともせずに、家に帰った。



本当バカだ私

こういう時ばかり嫌なことから目を反らして。



＿＿＿＿
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そして、その日の夜のことだった。

お風呂から出た私がスマホを開くと、目に入る一通の通知


送り主はうらたさんである。


うらた、と書いてあるから間違いない、けれど

本の少しだけ開きたくなかった。



まただ

まただよ、自分


坂田さんの時みたいに後で後悔したんじゃ遅いんだ。



昼間は上手く言えずに終わってしまったけれど、今は違う。

今きちんとうらたさんに打ち明けて、うらたさんがこれからしてくれようとしている好意を断るんだ。


別に、私の服が破れたことくらい、どうってことないのに……

うらたさん優しいから………



うらたうらたです!昼間の子であってますか…?

Aあってます!

うらたあ、よかった〜

うらた本当にごめんね!服の分のかわりになんか弁償させてください!

Aそのことなんですけど、本当に大丈夫ですよ

Aそれと、言っておきたいことがあって…


うらたん?


そこで私は、うらたさんにやっと打ち明けることができた。

自分が浦島坂田船を知っている、

crewなんだ、と。


Aですから、本当にこれ以上は関わらない方がいいかと…
Aうらたさんは悪くないので…!

しかし、うらたさんの反応は私の期待どうりのものになってしまった。

うらたいいよ、そんなん。関係ないじゃん?

うらた俺がしたことは自分で切りをつけたいの、ね?


っ………

ああ、なんていい人なんだろう。


Aそれじゃあ、お言葉に甘えます…


結局、私は人に流されてしまう………


＿＿＿＿＿
＿＿＿


うらたさんとのLINEと入れ違いで、今度は別の一人からLINEが来た。

一瞬、ヒュッと息が止まる。

……坂田さんだ、


LINEを持っているものの、会話はまだ一言もしたことがなかった。



さかたんねえA、うらさんとどーゆー関係なん?

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