職業♡彼氏、実は歌い手-skt-

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優「ほんまアホやなぁ自分。」

そこにいたのがいつもの坂田さんだったからか、今度は別の意味で涙が溢れそうになった。
俯いて必死に涙をこらえようとする。


優「ごめん、俺ももしかしたらって思っててん。まぁ確かにリスナーやのに黙ってたんはあかんよ？でも、Aだけにつらい思いはさせられんから…」

『・・・っ！／／』

坂田さんに頭をなでられる。

そのとたん、我慢できなくなって坂田さんにくるりと背を向けてしゃがみこんだ。

ここが駅前だというのに。
涙が頬をつたって地面にしみた。


坂田さんに嫌われたかと思った。。。
よかったぁ〜。。。


優「だっ大丈夫！？俺なんかした！？あっ、頭ダメやった？」

急にしゃがみこんだからか、坂田さんの焦る声が聞こえる。


『っ…優くんっ、…っん』

こっち見ちゃダメって、、あ


いつの間にか奪われた唇
坂田さんによってマスクもはずされたようだ。

その時間が少し長くて坂田さんの肩を押すと、すんなりやめてくれた。


『っはぁ…っぁ…／／』


息を整えて坂田さんを見るとどこかほっとしたような顔をしていた。

私が泣いていたからしたのだろうか？



優「やっとこっち見た。」

『ここ、駅前なんだけど。』


それが何？とでもいわんばかりの顔だ。



『それじゃあ私帰る。』

優「はぁ！？」


『だって、もう謝れたし。これでまたレンタルで一緒にいたら、それこそダメでしょ』

優「ほんまにそれだけのためにレンタルしたん？薄々感づいとったけど、、」


『それにハロパ直前だし』

優「それはええよ。それよりも、レンタル代引き落としなんよ？わかっとるん？」

『もともと夜だけだし高くないから別に』


優「え…朝までってなってるけど。」


『え″。』


それは聞いてない。

朝までってたしか結構値段がするような。
ほら、キス以上のことする人もいるから。。。


優「帰るかぁ俺たちの家にw」

あひゃひゃっと、坂田さんが笑い声をあげる。


え…今、俺″たち″って言わなかった？

まぁ、それは置いといて。
フツーに今度こそやばいことしてるんじゃない？私たち。



…と、坂田さんが恋人つなぎをごく自然にしてくるから受け入れてしまったじゃないか。


「耳かして」と言われ、不思議に思いながらも耳を向けると、





優「Aと俺、共犯者やね。」





意味深に囁かれた。

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