出会いvol.1(名前変換なし) ページ3
妖魔界・閻魔宮殿の一室。
閻魔大王の側近で次期閻魔大王の世話役でもあるぬらりひょんが迎えに来ていた。
ぬ「若様、準備はできていますか」
エ「できてっけどさー」
ぬ「これから神界のアマテラス様にお会いします。失礼の無いよう行動してください」
エ「じいちゃんだけでいいだろ?」
ぬ「そうはいきません。あちらのご息女もお見えです」
エ「めんどくせー」
俺はしぶしぶぬらりに従った。
時々こうした他界の偉い奴と会うことがあるが正直面倒で仕方がない。
逃げ出すことも可能だが、それはそれで後でぬらりやじいちゃんの長い説教が待っている。
何時間も説教されるくらいなら会って挨拶するだけの10分を我慢した方がいい。
どうやって早く終わらせるかを考えていると謁見の間に着いた。
ぬ「閻魔大王様、若様をお連れしました」
閻「ぬらりよ、ご苦労であった」
俺は、玉座に座る閻魔大王の隣に立っていると
謁見の間の扉が開かれ神界のトップ・アマテラスと少女が入ってきた。
エ「!!」
俺は、白装束に赤袴の衣装に身を包んだ少女に目を奪われた。
ミルクティー色の髪は頭の高い位置に丈長で結われ、毛先を鈴の付いた赤い紐でまとめている。
その肌は透き通ったように白く、目じりと唇に塗られた紅が一層肌の白さを際立たせていた。
その容姿は人形のように整いすぎていた。
俺が少女に気を取られている間に、じいちゃんと天照の挨拶は終わったらしく突然話を振られた。
閻「我々は、これから大事な話をしなければならん。お前は、アマテラス殿のご息女に妖魔界を案内してあげなさい」
エ「え?あ、わかった。じゃ、行こうぜ」
俺は少女に向かって誘うと、少女はアマテラスを見上げた。
アマテラスが頷くと、少女はじいちゃんに深く一礼して俺について謁見の間を出た。
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蓮(プロフ) - 遥日さん、読んで下さりありがとうございます。ご指摘通り原作では知っていることでしょう。ですが、この話では知らないという設定にしました。設定を説明しきれなかった点は申し訳ありません。何故知らないかについても後々お話として書けたらいいなぁと思っています。 (2019年11月23日 0時) (レス) id: 02ae2f4e33 (このIDを非表示/違反報告)
遥日 - アマテラスの一人娘ならエンマは知っていると思うんですが…。イツキの守護神?は、アマテラスなので (2019年11月22日 20時) (レス) id: ec4cfccb6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蓮 | 作成日時:2019年11月21日 11時