十粒 霜月side ページ12
あれから何とか骸を落ち着かせて、再び会議を再開した。
鶯「俺としては、もうAに仕事とやらはさせたくはない。」
乱「折角人の身を持ったんだから、楽しい思い出を作らなきゃだよ！」
今「ぼく、Aさんってひととあそんでみたいです！」
大「Aはこいつと違って優しいから、頼めば遊んでくれるだろう。」
鶯「俺は何時だって優しいぞ？」
大「………どの口が言っているんだ？」
霜「喧嘩したら単騎遠征行かせんぞ？」
でも、とりあえず皆もAと仲良くなりたいみたいで安心した。
チラリと横を見ると、骸は目を見開いて皆を凝視していた。
霜「骸？」
骸「……お嬢には、眩しすぎるかもね。」
霜「へ？」
骸「ううん、何でもないよ。
それと、お嬢と仲良くなるのは良いけど、お嬢が嫌がる事はしないでよ？」
霜「あぁ、分かってるさ。」
再び会話に耳を傾けると、いつの間にか話は進んでいたようだった。
一「仕事に行かせぬようにするならば、何か別の事をやらせるのはどうですか？」
平「一緒に遊んでいれば、お仕事の事も忘れるのではないでしょうか？」
江「Aさんに………和睦の道を教えてさしあげなければ……」
鶯「今のAは少し冷たく接する事もあるかもしれない。」
大「だが、どうかそこは責めないで優しくしてやってくれ。」
不安そうな顔をする二人を見て、こいつらはそれ程Aを大切に思っているんだなと思った。
まぁそうなるのも分かるがな。
俺は一人っ子だけど、本丸の誰かが辛い思いをしてたら、悲しくなる。
だから、俺は自分に出来る事を精一杯やって、Aがちゃんと笑えるようにしてやりたい。
上手く出来るかは分からんが、やれるとこまでやってみよう。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 42人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紅キ霧雨 - 騎月ナイトさん» 初めまして！読んでいただきありがとうございます！仰る通り、地獄少女ネタを混ぜております！ 亀更新ですが、今後も宜しくお願いします！ (2018年5月10日 5時) (
レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
騎月ナイト(プロフ) - こんばんわ。 作品読ませてもらいました、此れって地獄少女混じってますよね？ 続き楽しみです (2018年5月10日 0時) (レス) id: f12f4fb556 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
