創作奇病【あなたは苦痛に耐えられますか？】 (ページ2)

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カルテ1 ページ2

レミィ「ここは、ー天シ病ーの部屋だね。」
『天シ病？？』
レミィ「カルテを読めばわかるさ。」
【天シ病】
真っ白な翼が生え、天使の輪が頭の上に出る。
【病状】
真っ白な翼は、その体にある栄養分を吸いとり、
天使の輪はそれを原料とする。
【治療法】
なし。
治療法が見つかっていないものはその病気に苦しむこととなる。
かかってしまった人は、善を考えすぎた人間のみ。
その場合、悪いことも少しは考えたほうがいいとされている。
やがて、栄養分は全てなくなり、しに至る。

『ｿﾞｯ』
レミィ「次の部屋へ行くよ。」
『え、もうですか？？』
レミィ「見るものはたくさんあるんだ。」
『それだけ患者が多いと言うことですか。』
レミィ「この病気は特殊でね、掛かった人はしぬけどシ体が腐らないんだよ。」
『くさ、らない？』
レミィ「そうさ、栄養分は全て翼に行っているからね。」
『でも、この人の羽、黒くなって、、、』
レミィ「掛かった人物がしねば、悪魔になったとみなし、その翼は真っ黒く染まるんだ。」
『こ、、こわ』
レミィ「この患者はまだまだ序の口だよ。まだまだ辛い病気がたくさんあるんだ。」
『へぇ』
もう一つ奥の部屋へと、私たちは足をすすめたーー。