三十一 世界 ページ32
私は歩きながら写真を整理した。
「ね、Aちゃんその赤髪の人って誰?」
…その台詞君が云うと威圧感やばいよ谷崎さん、文面だけ見たら誤解生むよ
私は一息ついて、写真の縁をなぞった。
『…昔の親友だよ孤児を養ってるんだ。』
「…はい、国木田です____っ事務員が!?」
谷崎一同は目を見開いた。
二人は急いで寮の方へ向かい、私は近くの列車に交渉をしに行った。
《国木田さん、列車の手配は出来ました。》
《出来たら此方に来い。》
緊迫した状況下、失敗は許されない。
銃声が鳴り響き、二人は此方を向いた。
勿論狙うはラヴクラフト…行動不能にするのは不可能だが遅らす事は出来る。
銃弾が森を木霊したあと…スタインベックは呟いた。
「妹さん、借りてくよ!」
「…!ナオミをどうする気だ?」
谷崎さんは本気切れ状態…と考えていると一粒の粒子が手に止まった
「担当じゃないから何とも、まぁ監 禁か拷 問か。」
あ、ジョンくん地雷の上でタップダンスするな落ち着け。
「そんな事が許されると思っているのか!?」
「これが"仕事"だよ、君達みたいな
「道徳?」「?」
「確かに探偵社には道徳観がある、
でも僕にとってナオミは違うんだ…道徳観とか悪とかそう云うのでは比べられない。」
細雪を使って、道路の道筋を変えてる…場所は此処…此処ぉ!?
「それがナオミの為なら僕は世界を焼く!」
『あ、まって谷崎さん落ち着』「Aっ____!」
あー、即落ち二コマじゃないか巫山戯るな
『羅生門!』
辛うじて避けたものの…やべえよ、初めて見たよ追突事故。
火災事故は見た事あるけど…こんなにバリバリになるのか?
急いで運転手を確認したがどうやら息はしてる。
その後、警察が来たが…流石秘密組織…組合、対策は上々か
「…帰るか」『帰りましょう』「…本当に御免、」
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作者名:黎明 | 作成日時:2023年9月22日 14時