三 えぇ…? ページ4
まずは物音を鳴らすことにした。
コンコン、と扉を鳴らし、私は軍刀を抜く必要すらもなかった…
犯人は近くを見渡し、扉の前に来た。
『そこだ__っ!』
刹那_私が扉を開くと、爆弾魔の身体からは人体が鳴らしてはいけない音がした。
バキ…ゴリ_ゴリッ
爆弾魔は扉に磔にされ、壁にめり込んでいる。
私は爆弾を窓から出し、軍刀を突き刺した。
『っ………やっちゃった…』
「えぇ…?」
本当に大丈夫だっただろうか…犯人の顔を見ると滅茶苦茶折れてそうだ…
「あっ…怪力の異能か!?」
私でも何が何だか分からない…こんな異能あったっけ?
『違いますよ…多分』
「多分!?!?」
その後国木田さんと太宰さんはヒソヒソと話し合っていた。
「お前何処から連れて来たんだ…?この新人物騒だな…」
「国木田君には話して無かったか…彼女は政府に保護されていた所を私達が引き取った。」
『私より何千倍も貴方達の方が物騒だと思うんですが…』
「おやおや…名前は?」
『AAです。歳は十六歳です!よろしくお願いします!』
「私は与謝野晶子…怪我したら何時でも云ってくれ!」
「僕は谷崎潤一郎。宜しくね!」
「俺は国木田独歩…この唐変木の様にだけにはなるなよ」
「あれ…?乱歩さんと賢治くんは非番?「乱歩さん達は仕事をしている…お前も仕事をしろっ!!」」
うわぁ…そう云えばこの人前職でも今の職でも仕事して無いのか…
そうして頭をグリグリされている太宰さんを引き気味に見つめた。
「そんな目で見ないでA…なんか傷付く…」
『妥当です…太宰さん未だに仕事をして無いんですか?』
「う〜…そんな子に育てた覚えは無いよ〜」
「 育" て" た" ?" 」
国木田さんが背負い投げかバックドロップの体制に入った。
『あ〜…なんか新たな誤解産みましたね…「まって"…た"す"けっっっ!」』
「はぁ…もうあの日から八年だっけ…」
「八年?んじゃ八歳から友達なんですか?」
谷崎さんが首を傾げ、私達に問う。
うわぁ…首筋国宝…(ᯅ̈ )
『まぁ…そう云う事になりますね』
「昔の太宰さんってどんな感じの人でしたか?」
「ふん…どうせ今と変わらないだろう」
『……心中する人では無かった…筈、でも自 殺趣向者なのは相変わらずでした…』
「え"…心中しないんだ…以外「以外って何!?以外って!」」
「じゃあ前職は何だったんだ?」
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作者名:黎明 | 作成日時:2023年9月22日 14時