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二十四 正体※イラスト有 ページ25

「でも…彼女を探偵社に呼んだのは誰なんです?「私だ」」


それぞれお遊びが終わった後____社長が来た。


「社長!?」


「警察の動向は?「ポートマフィアの隠蔽の甲斐あってか…身元までは割れていませんが…」」


「指名手配は時間の問題か…」


鏡花ちゃんが社長の元へと行き、交渉をする。


淳くんや国木田さんは彼女の身を案じていたが…


「私には…殺 しの他に何も出来ないと彼奴は云った…違うと時分に証明したい。」

敦くんは自分の過去と重ねてしまったのか…賛成してくれた。


『鏡花ちゃんは三十五人殺 し何かじゃない…あの子はあの子だ…それ以上でも、それ以下でも無い…証明しよう。』



「お願いです…」





「おね…が…いです」




何回かお願いしても返答は無く…駄目だと思われたが…






「よかろう。私が預かる。」




「…え!?」




「あれー?この前部下が逮捕された箕浦君じゃなーい!」


「…今日は別件だ名探偵…依頼があってな。」



どうやら、車がかなり上の階に突っ込んだらしく、調査を依頼された。



「仕事の話が終わったらお茶も飲まずに帰っちゃうなんて…都会のおまわりさんって忙しいんですね。」


「お前の里では警察は暇なのか?」


銀河鉄道とか…やまなしとか幻想感が強かったよな…


「うちの村では皆顔見知りですから…駐在さんの仕事と云えば…


井戸のポンプ修理に煙突の中の猫救助…後はその年一番の西瓜の味見ですね!」


「誰かが犯罪を犯したら?」


「犯人縛って崖から捨てます!」「…!?」『平和だねぇ。』



「あの…賢治さんって…「くんで良いですよ!二ヶ月前までイーハトーヴォ村と云う電気も電話も無い所で牛を追ってました!」」


イーハトーヴォって岩手県だっけ…実際この世界では何処なんだろう…?



「社長に勧誘(スカウト)されてこの都会へ!都会は新しい概念ばっかりで楽しいです!」




「新しい概念?」




「まずはお金の概念が良く分かりません…「そこから…」」




その後…その依頼は賢治くんと敦くんが引き受けた。





にゃ〜ん…



一匹の猫が静かに此方を覗いていた。



『…警告ですか?先生』








「そうだ。」



『あはは…正体に辿り着いたのは勘づかれていましたか。』



「自己犠牲は結局己の為にしか成らん…警告はしたぞ…小娘よ。」




二十五 同居→←二十三 迫る



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作者名:黎明 | 作成日時:2023年9月22日 14時

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