二十 圧 勝 ページ21
『ふぁ〜…あ、敦くんおかえり』
欠伸をしながら構成員を蹴り飛ばした…あ…
構成員から何か大事そうな手紙が落ちたが…静かに仕舞い、
敦くんの方に振り向く。
「えぇ…」
「これだから襲撃は嫌なのだ…業務予定が大きく狂ってしまう…仕事場の再建築に壊れた備品の再購入に…一体幾らかかると思ってる…!」
「機関銃とは…派手な襲撃だったわね…今回近所に来る苦情にお詫びの品を用意して挨拶に行くのは"国木田くんの番だからね」
機関銃にも負けず…散弾銃にも負けず…国木田さんにも、
ポートマフィアにも負けないそんな与謝野さんに…治療される
『ひぇ…』
考えただけで背筋が凍る…
「結局最悪な状況になってしまった…「…えぇ!?」」
「国木田さーん…此奴ら、どうします?」
『あ、これもおねがーい』
ああ…物騒だなぁ…ヨコハマだし当たり前か…?
あー…片付けしなきゃな…
「ねー春野っち、この瓶の中からビー玉取り出してくれるー?」
「はい。只今」
硝子の悲鳴が声高く聞こえた。
「これでよろしいですか乱歩さん。」
「いいよねービー玉。」
「良いですよね、ビー玉」
乱歩さんてぇてぇ…彼処の雰囲気だけほんわかし過ぎだろ…
「僕そろそろ…名探偵の仕事に行かないと…「嗚呼…殺人事件の応援ですね。」」
「全く…この街の警察は僕無しじゃ犯人一人捕えられないんだからなぁ…」
「でもまぁ…僕の超推理はこの探偵社…いや、この国でも最高の異能力だ…皆が頼っちゃうのも仕方ないよねぇ。」
「頼りにしてます…乱歩さん」『乱歩さん凄いな…』
敦くんが凄い乱歩さんを見てる…
ちやほやされている乱歩さんを横目に私は太宰さんを探しに行った…
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作者名:黎明 | 作成日時:2023年9月22日 14時