十八 治療…? ページ19
『わっ…』
「ほらほら〜…起きなさいよ敦くーん…私も二人おぶって帰るの嫌だよ?私〜。」
「"太宰さん"今回は引きましょう…しかし、人虎と渡鴉の身柄は必ず僕ら"ポートマフィア"が頂く。「何で?」」
「簡単な事…その人虎には闇市で懸賞金が掛かっている…賞金の額は
七十億」
『やばー、』
「探偵社にはいずれまた伺います____ポートマフィアはその七十億を必ず奪う。」
「武装探偵社と戦争かい?…やってみ給えよ…やれるものなら」
『_______戦争ねぇ…』
「____元マフィアの二人…」
『…あ、森さんに云っといて〜「会ったら話がしたい。」って』
『怪我しちゃったけど…?ね太宰さん予測してたよね?』
ゆっくりと空を見上げる。今日は綺麗な快晴だ…
太宰さんの影を踏むように後ろを歩き、怪我を目立たないようにする…普通、警察沙汰だし。
「…君の異能は一体何なんだい?」
私は変わらず綺麗な街を横目にを練り歩く。
『…私でもよく分からない。』
『ただいま戻りまし「どうしてそんな酷い怪我をして帰って来たんだ!」』
『これは擦り傷だけです、それと話すと長くなります』
彼らは治療室に連れていかれた…と云うか引き摺り入れられた…の方が正しいのかもしれない。
その後__私は一連の流れを説明し、首の包帯を巻き直した。
『お、敦くん起きた?』
暫くして、敦くんが目覚めた。
「国木田さんっ!Aさん!谷崎さんとナオミさんはっ!?」
『落ち着いて、二人は無事だよ「本当ですか…!」』
「二人は与謝野さんが治療している…」
此方側でも分かる血肉が斬られている音。
響く悲鳴…その後、色っぽい声を皮切りに悲鳴が止んだ。
『…』
「治療…ですかこれ?「はい?」お前は裏社会の闇市で七十億の懸賞首になっているらしい…「…え?」」
「七十億か…出世したな…ポートマフィアが血眼になる訳だ。」
「ど、どどどうしよう!!」
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作者名:黎明 | 作成日時:2023年9月22日 14時