【文スト】もしも君が居たのなら二章 (ページ18)

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十七銃弾 ※イラスト有ページ18

違う_谷崎さんの異能は立派な戦闘要因だ____

『谷崎さん、正気を保って…！』

迫る黒獣__刹那私は即座に走り出し、黒獣に触れた。

誰でも分かる簡単な答えだが当然左手を突き抜けた。

其の儘谷崎くんに突き刺さりたが…幸い傷は浅い…だが私は気付かないフリをした。

咳をしながら彼は此方へと余裕のある様に歩き出した。

「…死を惧れよ殺しを惧れよ死を望む者等しく死に望まるるが故に」

「芥川龍之介_っ！」

「お初にお目にかかる…僕は芥川…そこな小娘と同じ"ポートマフィアに…っごほ」

芥川くんが樋口さんに平手打ちをし、何かを叱っていた。

「人虎は生け捕り…？あんた達は一体…」

『凡そ…君を拉致して金に交換だろうね…』

「僕の所為で皆が…「然り、それが貴様の業だ。人虎貴様は生きているだけで周囲の人間を損なう。」」

「…！」

…

『敦くん…戦えるかい？今なら逃げれる…「羅生門！」』

「敦くん…_にげて…っ」

敦はまだ悩んでいる…だったら、やれる事はただ一つ。

『敦っ！何を迷う必要がある…！貴方はもう一人では無い…！』

私は軍刀を抜き、斬りかかる…敦くんは後ろに置いてある散弾銃を拾い、発砲をするが当然空間断絶には勝てない。

「Aさん…貴方は阿呆では無い…勝てるなどと思っても無いだろうっ"？」

出来るのは足止め…今は勝てない____今は

「そして僕…約束は守るっ"！」

『敦"___っ』

悲鳴が路地に響く…

『…っ』

異能力_羅生門

異能力_暁月迷彩月華

勝てる保証は無い…生き残れる保証も無い。

だけど

此処で耐え抜かなければ

全て終わるから。

『来い…敦くん！』

次々と私達は攻撃を織り成した_______。

「Aさん…流石だ…だがっ間合いに詰められては貴女は対応出来ないっ！」

"顎"

「生け捕りの筈が…」

二人諸共羅生門で引き裂かれたと思ったが____。

私は軍刀を向け、高く舞い上がった。

"叢"

勝てた…私は口角を上げた。

「はい、そこまで〜！」

『おっそ…っあんだけ念押しっ…したのに…』

＜面白かった〜…映画見てる気分だったよ〜＞