手を引いて 2【リッパー】 ページ38
※続き物。暴力表現注意。
夢主side
「ただいま、お母さん！」
返事がない。寝てるのかな…。
「！お母さん！ただいま！」
「…さい」
「？」
「うるさい！」
そう言った途端殴られる。
「あんたはいつも私の邪魔ばかりして」
「おかあ、さん、ごめんなさい、ごめんなさい」
「静かにしてることも出来ないの！？」
「ごめんなさい、ごめ、んなさい」
「今日もこんな遅くに帰ってきて、」
痛い。なんで、私はお母さんと仲良くしたいだけなのに。
「あんたなんか、」
「産まなきゃよかった」
「貴方の事をまだ慕っているその子に、その言葉は酷いのでは？」
誰だろう？
「誰？勝手に家に入ってきて何」
「私は大きな音がしたので様子を見に来ただけですよ？貴方こそ何をしているんですか？」
「…お兄さん、なの？」
「ええ、そうですよ」
さっきあったお兄さんだ。でもなんだかに雰囲気が違う。顔に着けてる大きな仮面のせいかもしれないが、なんだか怖い。それに、よく見えないけど片手に刃物がいっぱいついてる…？
「さっさと出ていって、じゃないと、っ！かは…」
「…お母さん」
お母さんの首から血が出てる。早く止めなきゃ…そう思って手を伸ばす。
「助ける必要なんてないですよ」
「でも」
「貴方の事を邪魔な存在としか見ていない、そんな人を助けてどうするのですか？」
「でも、お母さんが居なきゃ私、一人になっちゃう」
「まだ分からないのですか？貴方は元々一人だったんですよ。貴方のお母さんは、貴方の事を売ろうとしてたのですから。あなたも気づいているでしょう？」
「…」
そうだ、お母さんは私にも自分と同じ事をさせようとしていた。それに、私の事産まなきゃ良かったって…。
「一人が嫌なら、私と来ますか？」
「…いいの？」
「ええ、私のやっている事が容認できるなら」
「…」
もうお母さんは居ない。私がここにいる理由も無い。だったら…
「…行きます。お兄さんについて行きます」
「そうですか、なら荷物をまとめなさい」
お兄さんに言われた通りにして、家を出る。
「こんな家、燃やしてしまいましょう」
火をつけて家に背を向ける。さようなら、お母さん。
「そういえばお兄さんの名前聞いてない」
「私ですか？リッパーと呼んでください。貴方の名前は？」
「Aだよ」
「そうですか…A、これからよろしくお願いしますね」
「こちらこそよろしく、お兄さん！」
更新サボり魔です。ょぅιﾞょ(10歳位)を連れて歩くリッパーさんを書きたかった…
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ティアラ(プロフ) - 続き気になります！無理をせず頑張って下さい！ (2020年1月25日 2時) (
レス) id: 8ab50052d8 (このIDを非表示/違反報告)
玲(プロフ) - ご指摘ありがとうございます。修正させていただきました。気づいていなかったのでありがたいです…。今後ミスがないように気をつけます…！ (2019年10月19日 23時) (レス) id: 80b29a0df2 (このIDを非表示/違反報告)
空 - カヴァンさんではなくカヴィンさんではないでしょうか？ (2019年10月19日 22時) (レス) id: e07e09f1ac (このIDを非表示/違反報告)
玲(プロフ) - コメントありがとうございます！返信遅くなってすいません…頑張って続き書きます！←復讐者と道化師ですね！遅くなるかもしれませんが頑張ります！ (2019年8月24日 17時) (レス) id: 80b29a0df2 (このIDを非表示/違反報告)
海老 - 初コメ失礼します。魔トカゲさんめちゃくちゃ素敵です！続き楽しみにしてます！あと復讐者と道化師も見てみたいなと思ってます…。お願いします！ (2019年8月22日 10時) (レス) id: 4f362d6105 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玲 | 作成日時：2019年7月4日 22時
