世界で一番【庭師】 ページ24
※男主です。
※庭師の語り口が公式の口調に沿ってないです。喋る時は公式寄りになります。
庭師side
世界で一番大切な物ってなんだろう？
そう考えた事がある。物心着いた時には孤児院にいた私には分からない。植物は大切だけど、何か違う。でも、この荘園で見つけたのだ。世界で一番大切な物を。
「エマさんどうしたの？ぼうっとして」
「！な、なんでもないの！」
「そう？ならいいんだけど…」
彼はとっても優しい。皆のことをいつも気遣って、何かあるとすぐに手を差し伸べてくれる。それにお花が好きらしい。そんな彼が好き。
「そうだエマさん、ナイチンゲールさんが新しい花の苗を持ってきてくれたみたいだよ」
「本当なの！？行ってみるの！」
「ふふ、行ってらっしゃい」
部屋を出てナイチンゲールさんの所へ向かう。さっきの笑った顔、凄くかっこよかったな…
「ふぅ…」
荘園の庭も広くなってきた。手入れも大変だ。でも頑張らなくちゃ。お花を枯らしたくないし、彼もこの庭を見るんだから。
手入れをしてると二階の廊下を歩いている彼が見える。相変わらずかっこいいな…。すると廊下を歩いている彼にウィラとトレイシーが近づいていき、話し始める。
…なんだろうこの感じ。胸が痛い。それだけじゃない。心の中でどろどろしたものが溢れてくる感じがする。私以外見ないで欲しい、私の事だけ見ていて欲しい…。
…あ、いいこと思いついた！お花とAを一緒にしちゃえばいいんだ！
「…すぐにやるの！」
彼を庭に呼ぶ。今は殆どのサバイバーとハンターがゲームに行っているので荘園内には私達しか居ない。
「あれ、エマさんいないな…」
後ろからゆっくり近づく草刈り用の鎌を持ちながら。彼は私に気づかない。ある程度近づいた所で鎌を振り下ろす。
「っ！っう、あ、…エマ、さん…何を…」
「…なんにも心配しなくていいの。Aはそこで眠っててほしいの。」
続けて鎌を振り下ろす。完全に息をしなくなるまで。やがて全く動かなくなった彼を予め掘っておいた穴に入れ、土を被せていく。そして、最後に花の種を撒く。
「…できたの！」
「エマ、どうしたのこのお花？凄く綺麗ね」
「だよね！その子すっごく綺麗に咲いたの！」
「本当に…真っ赤綺麗な花ね…」
ウィラが言いたいことは分かる。血の色みたい、でしょう？綺麗なのも、真っ赤なのも当たり前。だってそこには私の大好きな人がいるんだから。
前からネタとしてあった話。
Twitterのリクも書くからな…待ってな…
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ティアラ(プロフ) - 続き気になります！無理をせず頑張って下さい！ (2020年1月25日 2時) (
レス) id: 8ab50052d8 (このIDを非表示/違反報告)
玲(プロフ) - ご指摘ありがとうございます。修正させていただきました。気づいていなかったのでありがたいです…。今後ミスがないように気をつけます…！ (2019年10月19日 23時) (レス) id: 80b29a0df2 (このIDを非表示/違反報告)
空 - カヴァンさんではなくカヴィンさんではないでしょうか？ (2019年10月19日 22時) (レス) id: e07e09f1ac (このIDを非表示/違反報告)
玲(プロフ) - コメントありがとうございます！返信遅くなってすいません…頑張って続き書きます！←復讐者と道化師ですね！遅くなるかもしれませんが頑張ります！ (2019年8月24日 17時) (レス) id: 80b29a0df2 (このIDを非表示/違反報告)
海老 - 初コメ失礼します。魔トカゲさんめちゃくちゃ素敵です！続き楽しみにしてます！あと復讐者と道化師も見てみたいなと思ってます…。お願いします！ (2019年8月22日 10時) (レス) id: 4f362d6105 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玲 | 作成日時：2019年7月4日 22時
