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JKside
ボウッ
そう音がして燃え始めるおもちゃ屋。
『ヌナ！ヌナ！！』
その火元は、あのピアノで。
『離せ！離せシュガ！！』
何故、何故、何故。
助けたい、死なせたくない、まだ沢山話したい。
愛したい、笑わせたい、あの人の全てでありたい。
それなのに、何故。
SG「いいか、ジョングク。お前にしか出来ない、あいつを救う方法を教えてやる」
このままでは、失ってしまう。
SG「一度、全てを見届けろ。そして、俺が三秒数えるその間だけ目を閉じろ」
嫌だ。
もう二度と、離さないと決めた。
ぼうぼうと燃えさかるおもちゃ屋。
ヌナの姿が見えなくなったその時、シュガヒョンに目を覆われた。
SG「今だ！1、2、3！」
覆われていた手が外された。
視界が開けて、体に重力が戻ったかのような感覚が体を支配する。
「ジンっ！早くしないと、置いていくよ！」
目の前の女の子が、誰かの家の前で叫んだ。
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作者名：茜夏 | 作成日時：2018年4月14日 17時
