所謂デートってやつ? ページ42
『お待たせ!』
「あ.....おう。」
集合場所に小走りで近付くと、此方を見て薄く頬を染める玄弥。
『どうかした?』
「あ、えっと.....その着物、似合ってるな、って..... 」
『ふふ、ありがと。玄弥も格好良いよ。』
グレーの着物を着流ししている彼は、本当に格好良くて。
私の歩幅に合わせて歩いてくれたり、人混みの中ではぐれないように手を繋いでくれたりする様は、さながら紳士のようだ。
「ここ.....でいいのか?」
『うん。ここの和菓子、すっごく美味しいの!』
暖簾をくぐると、馴染みのおばさんに冷やかされる。
「Aちゃん、その子と恋仲なの〜?」
『え!?ち、違いますよ!』
やだなぁ、もう。玄弥に申し訳ないや。私みたいなのが彼女とか、彼が嫌に決まってる。
『なんかごめんね?』
「いや.....俺は別に..... 」
嬉しかったし、という言葉は、小さすぎて彼女の耳には届かなかったようだ。
2人で迷って、私は餡蜜、彼はいちご大福を頼んだ。
『一口いる?』
「え.....うん。」
この時代に、間接キスっていう概念あるのかなぁ、なんて考えながら、あーんと彼の口元にスプーンを持っていく。
『美味しい?』
「ん、美味い。」
Aも食えよ、と言われ、玄弥のいちご大福を一口頂く。
『ん、美味しい!今度来たら絶対食べよ。』
「今度.....また俺も来ていい?」
『うん、勿論!師範も一緒にね!』
「.....そうだな。」
それから2人で町をぶらぶら歩いて、お出かけは終了した。
−−−−−−−−−−−−−−−
どうも、作者です。
此方が42ページ目で、そろそろ完結させたいなぁと考えているところでございます。
それはそうと、評価が50票いきましてですね!ありがたいことです!赤星いくかなぁ.....まだまだ、って感じですかね。
それでは、あと数話の更新をお待ちください!
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lynx(プロフ) - たかめいさん» コメントありがとうございます!全部好みだなんて.......嬉しいです(*´ω`*)これからも頑張ります! (2020年5月5日 17時) (レス) id: 5f710f9da6 (このIDを非表示/違反報告)
たかめい(プロフ) - このお話大好きです!キャラの設定から何から全部好みでもう感激です!これからも更新頑張ってください!応援してます!(*^^*) (2020年5月5日 16時) (レス) id: 651a3f3b57 (このIDを非表示/違反報告)
lynx(プロフ) - 蓮莉☆〜(ゝ。∂)さん» 初コメ嬉しいです......!面白いと言っていただき光栄です!これからも頑張ります! (2020年5月5日 16時) (レス) id: 5f710f9da6 (このIDを非表示/違反報告)
蓮莉☆〜(ゝ。∂) - このお話面白いです!更新頑張ってください! (2020年5月5日 15時) (レス) id: 4e2f990c90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:lynx | 作成日時:2020年4月13日 17時