【鬼滅の刃】転生したら推しの継子になりました

トリップ ページ1

｢ありがとうございました〜｣



スーパーでお使いを済ませる。

いつもの道、いつもの風景。

違うことと言えば、私が浮かれていることくらい。


今日から、鬼滅の刃のアニメが再放送されるのだ。放送当時に見てどハマリし、原作も買ってしまった最近のお気に入り。映画の日程も決まったし.....嫌でも頬が緩む。

タイミング良く、イヤホンからは『紅蓮華』が流れる。

鼻歌を歌いながら横断歩道を渡ろうとした時、耳元でクラクションが鳴った。



『え.........？』



身体にくる強い衝撃と、焼け付くような痛み。そのままコンクリートの地面に叩きつけられる。車が柱にでもぶつかったのか、物凄い音がした。

柱........柱かぁ.......

せめて死ぬ前に、もう一度推しを拝みたかった。

お父さん、お母さん、親不孝な娘でごめんなさい。

神様........恨んでやるからな？





天羽A、16歳。

私はここで人生を終えた。





..........筈だった。








『オギャー！オギャー！』

いや、待て

｢可愛いなぁ、母さん。｣
｢えぇ、そうね。ほら、竜の妹だよ。｣

なんで私は

｢俺の.......妹....... ｣

赤ん坊になっているんだ

『オギャー！』

誰でもいいから、大至急説明を求めます！

設定→

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す