＿＿BlueRaven＿＿2

第九十三羽 ページ49

貴)…ﾌｩ

息を吐いた瞬間

ズキン

貴)ッ・・・

という一瞬の全身の痛みが走った。

バ)それを待ってたんだよ。

貴)はああッ！

ぼぅっとてに焔をともす。

貴)青焔の手！！

バジルの腕をつかみ、大きな火傷を負わせ、そのまま投げ飛ばした。

バ)っつ…やってくれんじゃねぇか！
いよいよ、前の実験らしくなってきたな！
「負ければ廃棄処分」だ。

どんどんよみがえってくる。

「切れないナイフに価値は無い」

痛い

怖い

やだ

貴)〜ッ！！

記憶のフラッシュバックと、恐怖に、声にならない悲鳴を上げた。

もう、「A」はここに存在しない。

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