I need fake love. -TH- (ページ18)

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もう何回身体を重ねたか分からくなった頃

初めて夜中の2時に家に帰った。

" どうせまだジンは帰ってないだろう "

そう思いいつも通り部屋に入ると

いつも通り真っ暗な部屋

いつも通り電気を点けると

____ジンがいた。

『こんな真っ暗な部屋で何して...「Aこそこんな遅い時間まで何処で何してたの？」

今までで1番低い声

「何回も電話したのに気が付かなかった？」

その言葉に鞄から携帯を取り出し電源を入れれば

" 着信ジン 18件 "

の文字

『全然気が付かなかった…ごめんなさい』

" はぁ... "

ジンは分かりやすく大きくため息をついた後

「何も聞かない。
でも、明日からは当分外に出ること禁止ね」

耳を疑った。

『え、でもお買い物とか...「Amazon使いなよ」

「夫より帰りの遅い専業主婦なんて聞いたことない」

" じゃあ、おやすみ "

そう言って寝室に姿を消したジン

もうテヒョンには会えない

そう思っただけで涙が止まらなくて

広いリビングで一人でジンに聞こえないように静かに泣いた。