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「あ、笑ってくれた！」
嬉しそうに イヒヒｯ って四角い口で笑うテヒョン
『え？』
素っ頓狂な声が私から出たかと思えば、
「さっきまで泣いてたでしょ？」
"目の下、涙の跡ついてる"
なんて言って目の下を指の腹で擦ってくれる。
久しぶりに触れたテヒョンの体温
私を突き放した人の手とは思えないほど温かい手にまた涙が出そうになったのを堪えて
カウンターに向き直ってカクテルを口に含む。
テヒョンはそんな私を見て、
「何で泣いてたのか教えてくんない？」
なんて急に聞いてくるから
どうせふざけて聞いてきてるだけだな と思った私は
"貴方には関係ないでしょ"
そう伝えようと隣を見ると
予想と反して真剣な顔で私を見てるテヒョンがいた。
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作者名：Shummy | 作成日時：2018年5月30日 0時
