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11話 ページ14

薮side
晩飯食っていつもみたいに薬を飲む
コレは俺のためだけの特別な薬
俺は過去、あることがあってから体が弱い
それで社長にはメッチャ迷惑かけた
この薬は社長の知り合いですごい科学者の人が作ってくれてるらしい
でも、そんな薬飲んでても週一は熱が出る
それも結構酷いヤツ
まぁ、しょうがないんだけどね
さっき知念が来た時頭が急に痛くなった
これもよくあることなんだよね
もうこの体と何年も付き合ってるワケだし慣れてはきてるけど
耐えるのはやっぱ辛い
すぐにバレるから迂闊に人と話せない
このこと誰かには話したほうが良いだろうけど話せない
そんなことしたら俺暗殺者辞めなきゃいけなくなる
そんなことを考えてる間に俺は暗いヤツって思われるようになった
ここのメンバー達はほぼ初対面だし暗いヤツだってまだわかんないだろうけど
でも、そのうちそう思われてもおかしくない
・・・今のうちに仲良くしたほうが良いのか?

(コンコン)

薮「誰?」

中「裕翔です、入っていい?」

薮「どーぞ」

(ガチャ)

中「御邪魔します」

薮「どうしたの?」

中「・・・あのさ、_____って知ってる?」

まさか今になってそれを聞かれるなんて思ってなかった

薮「・・・知ってる」

中「じゃあ俺のこと覚えてる?」

裕翔のこと・・・
あ、そういえば・・・!

薮「思い出した!
  俺と同じ生き残りか!」

中「やっぱりね
  見覚えあったんだよ」

薮「じゃあ裕翔もなんか残ってるの?」

中「俺は幻覚と幻聴かな?
  死んだ両親のね
  まぁ、自業自得でもあるんだけど・・・」

薮「・・・そうか
  あまり深くは聞かないでおくけど
  あと、そのリストバンド何?」

中「あ、あぁオシャレだよ」

薮「本当にそれだけ?」

中「・・・うん」

あー絶対あれやってるな

中「薮くんは?」

薮「俺は体が弱くなった
  週一は熱が出る」

中「そっか、お互い大変だね」

薮「でもこんな形で会えるなんて思ってなかったな
  いつ気づいた?俺があそこにいた一人だって」

中「だって薮くん昔から変わってないじゃん
  少しはカッコよくなったけど・・・」

薮「褒めてるってことでいいのか?」

中「そーゆーことにしといて下さい(笑)」
 

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YELL - YELLさん» 下のコメントは気にしないでください! (2017年12月25日 11時) (レス) id: 63dacfde9e (このIDを非表示/違反報告)
YELL - 作者から質問! コメント書かれたら携帯で知らせてもらえるのですか?(日本語おかしいかも) (2017年10月11日 19時) (レス) id: 23ab443ce2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:YELL | 作者ホームページ:http//  
作成日時:2017年10月11日 19時

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