3/赤ちゃんに外堀を埋められる【REBORN】

寛容的 ページ2

沢田家に着くと寝巻き姿の奈々さんと、Tシャツと半ズボンの沢田くん、そしてビアンキさんが出迎えてくれた。

ランボくんの声が聞こえるんだがはよ寝ろよ。


沢田「こ、こんにちは。」

A「？…こんにちは。…なんで緊張してるの？」

沢田「えﾞっ、いや…なんか女の子泊まりに来たことなんてないし…」


ああ、そゆことね。
やたらソワソワしてるかと思えば。


奈々「やぁね、ツナ。別にツナの彼女さんじゃないんだから！ただのお友達でしょ？」

沢田「そ！そーだけど！」

リ「やらしい目で見るな。」

沢田「見てないし！」


むしろおめーだよ。
やらしい目で見てんのは。

そうツッコミたいけど、見た目ただの赤ん坊なのに言うのもおかしいので黙っておいた。


奈々「ツナ、リボーンちゃん。悪いんだけどAちゃんの寝る場所の用意してきてくれる？」

沢田「わかったよ。ほら行くぞリボーン、」

リ「命令すんな。ダメツナ。」


ｹﾞｼｯとリボーンくんが沢田くんを蹴ったことで悲鳴にならない痛み声を上げ、2人で言い合いながらも仲良く2階に上がっていった。


そんな2人を見送るように眺めているとビアンキさんに「上がりなさい。」と言われた。

奈々「ゆっくりしていってね。お正月なんだし。」

A「あ、はい…。ほんとすみません。こんな夜中に、突然だったのも。」


いくら優しいからと言っても他人同士で、友達というわけでもないのに図々しいことをしてしまっているのは100も承知。

いつ不快になられてもおかしくない。


そんな気持ちを抱き謝ると、「やぁね！」と軽く笑い飛ばしてしまうのだから、ぜひうちのお母さんと交換して欲しい。


2階の準備が終わるまで、せっかくお正月だからゲームでもしましょう。と誘われてランボくんも一緒にビアンキさん奈々さん、私で人生ゲームをした。


ﾗﾝﾎﾞ「ランボさんはAの膝の上〜！」

A「あんまり暴れないでね。」


ランボくんが5歳児というのもあり、机の上がよく見えないため膝の上に乗せた。

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